【TBS大炎上】高市総理に誤報を指摘された報道特集が見苦しい言い訳!ナフサの「川中」を理解できない専門家の意見とは?【KSLチャンネル】



 TBS報道特集が見苦し言い訳をしています。

 報道特集は4日の放送でナフサの供給をめぐり「間違いなく今の状況が続いたら日本は6月に詰む」と専門家のコメントを放送しましたが、SNSでの拡散に高市総理や官房長官が事実誤認を指摘する事態となっていました。
 これを受けて7日に番組公式Xで「需要に供給が追いつかなくなり、日本にとって深刻な影響が出る恐れがある」という趣旨での発言であったとして補足を投稿しています。

総理と官房長官が完全否定


 このナフサの議論を巡っては「川中製品」という聞きなれない言葉も飛び交ってますが、そのあたりの解釈は後ほど詳しく説明するとして、素人目にもTBS報道特集の言い訳は、さすがに苦しいでしょう。放送では「今の状況が続くと」という前提でありながら「間違いなく」という断定をしています。これを「影響が出る恐れがある」と読み換えるのは文脈としても不可能です。
 放送の翌日には別の専門家らが、データの読み誤りなどを指摘するなど炎上状態となっていますが、出演した専門家がこれにXで反論するなど混乱していました。高市総理は放送翌日にXで国内需要4ヶ月分を確保していると投稿し、官房長官は6日の会見で同様の説明をしています。
 結果的に半年以上の需要に対応できることが判明するわけですが、これは出演した専門家が川中製品の位置づけを勘違いしていたことが原因でしょう。
 まずは官房長官の会見をご覧ください。

川中の概念が異なる

 この説明を聞いても理解できない人もいるかもしれませんが、一部では川中の2か月分と同時に、川上の原料も2か月間供給され続けたら2か月後に原料が底をつくので、需要には2か月しか対応できないとSNSに投稿している人がいます。
 報道特集に出演した専門家の方も川中製品について小麦を川上、パスタとパンを川中に例えて説明し、小麦が底をつけばパスタからケーキは作れないのでケーキは2か月後に作れなくなるとしています。


 川中製品とは流通の流れを河川の上流から下流への流れに例えた用語で、川上が原材料の調達、川中が生産業者が仕入れた原料在庫と生産段階製品及び完成出荷待ち、川下が店頭などに並ぶ段階です。これはアパレル系でよく使われる言葉で、川上が布地の原材料調達で繊維メーカー、川中が委託を受けた縫製工場など、川下が販売店の店頭陳列と在庫です。
 この専門家が根本的に間違っているのは、小麦と小麦加工製品を例にしようにも、日持ちのしない生鮮食品や加工食品は製造から川下への出荷が即日なので、川中の割合が元から少なく例えとしては不適切です。食品関連の川中は缶詰や備蓄可能なレトルト食品中心です。
 ケーキ、パスタ、パンも受注に応じ日々店舗に納品されるので、川中での滞留はほぼなく川下製品の意味合いが強いわけです。これを例に出すのは、まったく荒唐無稽な話です。
 また川中の在庫は川下の需要に応じて量が決まっているので、ケーキだけが無くなるということは起こりえず、パスタもパンもケーキも需要に応じて川中で生産して、川上からも同じ原料が供給されています。どうしてケーキだけ無くなるという前提なのか、不思議でなりません。

 官房長官は中東以外からの原料輸入を増加させれば半年以上は持ち、何もしなくても川上と川中と2か月ずつあるので合計4か月の需要に耐えられると説明しています。
 ナフサを原料とする製品を川中から2か月間店頭や病院に流しつつ、同時に川上から原材料を川中へ2か月間流し続けることができます。川中から川下への出荷と同時に川上から川中へ2か月間かけて原料が入って来るので、川中の在庫量が減り始めるのはぐぇん量が底をついてから2か月先です。原材料がゼロになっても川中の製品を底まで吐き出すのに2か月かかるので、最終的に市場から製品が無くなるのは4か月先ということです。
 しかも中東以外からの仕入れも増えるので、パニック買いがなければ製品が枯渇する見込みも当面はありません。しかしオイルショックで紙製品のパニック買いが起きたように、報道特集のようなデタラメ報道のせいで混乱が生じる可能性はあります。
 テレビが不安を煽るのが最も害悪で、取材の過程でこういう知識を得ていないのか、聞いても理解できないのか、それともわざと不安にさせているのか。

川中への無理解は労働者の敵

 先ほどのアパレルの話は有名は話で、ブランドが倒れると縫製工場が在庫を抱える。川中が川下への流れを止められるわけです。それをタダ同然に引き取って激安販売する衣料品店の特集をTBSでもやっていたと思うんですが。
 昔の玩具工場も同じで、出荷を見越して生産しておいたオリジナル玩具が任天堂とセガの独占で不良在庫になり、それを寅さんのような人に委託して露店販売してもらうのもテレビマンなら知ってると思うんですが、中小製造業がほぼ川中企業で、川下企業の大手小売業に安く叩かれる問題などで、この川中製品の理論は必ずぶち当たるわけです。
 川中が流通のバッファである以上は、物価高のしわ寄せがここに集中してコストプッシュも川中が吸収し、結果的に川下の小売業の末端従業員の賃上げもされない問題を、TBSでも取り扱ったことがあると思うんですが、いまさら川中を見積もるのを忘れてデタラメ放送ですか?

 この川中の理論と問題が理解できない人は、連合が掲げる「コストプッシュによる物価高を上回る賃上げ」も理解できず「物価高と戦う」とか言って川中に原料価格高騰の部分を吸収させ、川下の労働に対する売上単価まで下げて賃上げの足を引っ張る連中です。

 こんな低レベルで社会を混乱に陥れる放送をしたTBSは報道特集の打ち切りではなく局ごと停波、それが嫌なら毎日朝から晩までアニメと水戸黄門の再放送をしてればいいんです。

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