希望の党公認候補、花粉症ゼロ公約「無理なものは無理、適当なこと言わないで欲しい」「しがらみ増えた」

森村廣候補のブログより
希望の党から比例東京ブロックに出馬した森村廣(ひろむ)候補は、希望の党が掲げた「花粉症ゼロ」について聞かれ「無理なものは無理。今まで小池さんが精力的に取り組んでたとかなら兎も角。」「何となくうけそうだからで適当なこと言わないで欲しい。」と小池百合子代表と党の公約を批判した。
無理なものは無理。今まで小池さんが精力的に取り組んでたとかなら兎も角。斜陽つったってそこには働いてる人や山を守ってきた山主さん、森林を復活させようと努力してるベンチャー企業やNPOがいるんですよ。もちろん研究者も。何となくうけそうだからで適当なこと言わないで欲しい。
— 森村廣 (@hiromu_morimura) 2017年10月12日
この他にも「今までは民進党所属の候補予定者としてだけ発言していれば良かったのが、一気にしがらみが増えたので政局については呟くのは当分ひかえさせて頂きます。」と希望の党に関する複雑な思いを投稿している。
希望の党への参加は「党の指示」
森村廣候補は民進党大阪9区の予定候補となっていたが、民進党の希望の党合流が発表されたことで公認が取り消された。本人は小選挙区での出馬を望み模索していたが断念、希望の党公認で比例単独東京ブロックでの出馬となった。
【ご報告】
小選挙区での立候補を断念していたところ、党本部の指示もあり、希望の党の比例単独東京ブロックでの立候補と相成りましたことをご報告致します。
なお選挙後も情勢許す限り、池田・茨木・箕面・豊能・能勢を拠点として北摂・豊能の発展のために尽くしていきたいと思います。 pic.twitter.com/P8MjOL3B6P— 森村廣 (@hiromu_morimura) October 12, 2017
本人から出馬が告知された直後「しがらみが増えた」と、複雑な心中を投稿している。
今までは民進党所属の候補予定者としてだけ発言していれば良かったのが、一気にしがらみが増えたので政局については呟くのは当分ひかえさせて頂きます。またこの間リプライを頂いた多くの方に殆ど返信出来なかったこと、返信出来ないことをお許し下さい。政局以外については今まで通りに戻ります。
— 森村廣 (@hiromu_morimura) October 12, 2017
さらにその一時間後、希望の党の公約「花粉症ゼロ」について一般アカウントから聞かれ、その実現性を完全に否定する持論を展開している。
無理。だいたい私自身イネ科の花粉症なんで林業以前の問題っす。林業的にも無花粉が開発されつつあるスギはいいとして、ヒノキ花粉もあるので。あと結局植え替えのためのお金と林業従事者はどこから?という問題も。特に従事者は壊滅状態ですから植え替える人がいないです。
— 森村廣 (@hiromu_morimura) October 12, 2017
国内のスギ等の蓄積量を伐採しきる林業従事者がいたらいいですね。因みに林業は5万人程度の従事者数に対して年間50名程度が死亡する超3K職場なんですが、そんなところで無理やり仕事だけ増やしたらどうなりますかね?
— 森村廣 (@hiromu_morimura) October 12, 2017
無理なものは無理。今まで小池さんが精力的に取り組んでたとかなら兎も角。斜陽つったってそこには働いてる人や山を守ってきた山主さん、森林を復活させようと努力してるベンチャー企業やNPOがいるんですよ。もちろん研究者も。何となくうけそうだからで適当なこと言わないで欲しい。
— 森村廣 (@hiromu_morimura) October 12, 2017
どうやら、森村廣候補は自分からすすんで希望の党に参加した訳ではないらしい。
ありがとうございます。
まず立憲民主に行った仲間は7/13で約半数です。私自身の選択については選挙区事情と党の指示を考慮して判断したところです。— 森村廣 (@hiromu_morimura) October 12, 2017
希望の党・小池百合子代表の政策や公約に納得しているわけではなく、複雑な思いを抱きながらも民進党の指示で希望の党に参加したようだ。
森村廣候補が言うように、希望の党からの出馬が「党の指示(民進党)」であるならば、希望の党で当選後に、民進党に再合流する可能性があるという事だろうか?