上役「預けたチワワに何かあったら娘も同じようにする」→チワワ死ぬ→自宅に放火して偽装工作→懲役5年
政治・社会
勤務先の飲食店代表者から預かったチワワが死亡したことを、火災死に偽装するため自宅のアパートに放火しアパートと近隣住宅2棟を全焼させた男に懲役5年の判決が言い渡された。
男は代表者から日常的に暴力を受けており、チワワを預かる際に「犬に何かあれば、娘にも同じようにする」と脅されていたいう。死因は明かされていないがチワワは死亡し、男は考え抜いた末に火災による非業の死を偽装することを思いつき自宅アパートに放火した。
出典:上役から預かったチワワの死偽装…自宅に放火、懲役5年:朝日新聞デジタル
法律的には放火をした男の責任だが、信条的には暴力代表者の振る舞いにも責任があるような気がする。
放火は殺人と同等に罪が重い
今回の事件では被告が脅迫を受けていたという事情は、どの程度加味されたのだろうか?
裁判長は「代表者に恐怖心を抱いていたことは認められるが、放火が他者の生命、財産を重大な危険にさらすことは明らかで、余りに短慮で身勝手」と述べ懲役5年を言い渡している。
預かった犬の死、発覚恐れ放火…被告に懲役5年 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
一見、この判決は無慈悲に思えるが、現住建造物等放火罪は殺人罪と同等の重罪であり、法定刑は死刑又は無期若しくは5年以上の懲役であることからして、今回の判決では最大限事情が考慮されているのかも知れない。(求刑は6年)
それにしても、この飲食店の代表者も酷い。
「犬に何かあれば、娘にも同じようにする」などと口にして、日常から暴力を振るっていたというのだから、何らかの罪で法の裁きは受けて欲しいものだ。
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