河野外相「発言には気を付けて」韓国国会議長の天皇謝罪発言に苦言、慰安婦問題は完全最終的に決着で合意
政治・社会
河野太郎外相は10日、フィリピン南部ミンダナオ島のダバオで臨時会見を行い、韓国国会議長が「天皇が謝罪を」と発言したことについて苦言を呈した。
記者から議長の発言について問われた河野外相は、議長の秘書室から発言が本来の意図でないと声明が出されているとしたうえで「発言には気をつけていただきたい」と述べた。また、慰安婦問題については日韓合意で完全最終的に決着をしており、韓国側も再交渉を求めていないと強調した。
大臣会見での質疑要旨
【記者】日韓関係の関係ですけれども,韓国の国会議長が韓国の歴史認識の問題で,総理または天皇陛下が謝罪すれば問題解決すると発言したと伝えられていますけれども,日本として韓国に請求権協定の協議を求める中でですね,こうした韓国国内の発言・動きはどのように受け止めていらっしゃいますか。
【河野外務大臣】その件については議長の秘書室からですね,議長の発言が本来の意図したことではないように報道されたというような声明が直ちに出されましたし,韓国政府からもこの件について説明がございました。発言には気をつけていただきたいと思いますし,この問題については日韓合意で完全最終的に決着をしたというふうに考えており,韓国側も特に再交渉その他求めていないということですから,しっかりとした正しい認識で御発言を以後していただきたいと思います。
【記者】協議への回答状況は変わりはないでしょうか。
【河野外務大臣】これは粛々と韓国側で検討の上応じられるものと思っております。
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について】
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