古賀茂明「天皇謝罪発言、国際社会では特別に過激なものではない、私たちが謙虚に自省する必要がある」
元経済産業省官僚の古賀茂明氏は3月4日発売の「週刊プレイボーイ」の連載で、韓国国会の文喜相議長のが天皇陛下に謝罪を求めた問題を「国際社会では特別に過激なことではない」と擁護し、日本側が「もう一度、謙虚に自省する必要があるのではないだろうか?」と持論を展開している。
だが、ここは冷静になる必要があるのではないか? というのも、国際社会では文議長の発言は特別に過激なものではないからだ。
昨年訪れたボストン美術館でのことだ。戦争をテーマにした展示コーナーがあり、ヒトラー、ムッソリーニと並んで昭和天皇の戦争責任を問うイラストが当たり前のように展示されていて驚いたことがある。
(中略)
しかし、国際社会の受け止め方は違う。ボストン美術館の天皇のイラストのように、いまだに戦前の大日本帝国の戦争責任を記憶し続けている。そうした世界の人々から見れば、文議長の発言は日本人が感じるほど違和感のあるものではないのだろう。
(中略)
文議長の非を責める前に、私たちは過去に目を閉ざしていないか、もう一度、謙虚に自省する必要があるのではないだろうか?
出典:ますます悪化する日韓関係のなか、日本人が冷静に考えておくべきこと – 政治・国際 – ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
発言責任を海外に押し付ける出羽守
何が何でも日本が悪いということにしたいようだ。そして気に入らないことは全て「安倍政権ガー」につなげなければ気が済まないのだ。
百歩譲って(譲れないが)昭和天皇にも戦争責任があるという認識が他国にあったとして、一度も日本と戦争をしたことが無い韓国に今上天皇を批判される謂れはない。
古賀氏の考えかたは日本共産党と同じで、皇族に対する悪意しか感じられない。
参考:共産党・志位委員長「前天皇は侵略戦争の最高責任者だ」韓国国会議長の発言に同調し安倍首相の謝罪を要求
こういった「世界では」という論じ方は「出羽守(でわのかみ)」と揶揄され、自分の発言責任を他国に押し付ける卑怯なやり口だ。特に皇族に関することで尊重されるべきは日本の国民の感情である。古賀氏はこういった国民世論に受け入れられないと分かっているからこそ、他国の視点を持ち出して自国批判を展開しているのだ。
言論人として恥ずべき行為と認識するべきだろう。
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