足立康史議員「NHKディレクターが共産党系団体で講演」国会で追及→共産議員「国会から退場いただく」
日本維新の会の足立康史議員は19日、衆議院総務委員会でNHKに対し「NHKのディレクター(実名)が共産党系の九条の会で講演している」と指摘した。NHKによると、そのディレクターが職員であることを認めたうえで、事前に上司に許可を受けているが「東京法律事務所」からの講演依頼として許可していたが「憲法九条の会」とは知らされていなかったという。
※動画開始12:30~
足立議員の指摘と山添拓議員の反論
足立議員とNHKの質疑によると、NHKディレクターに講演を依頼し許可されたのは「東京法律事務所」であったが、実際は政治的活動を行う「東京法律事務所憲法九条の会」であったという。これをNHKが承知していなかったうえ、同団体が政治団体の届け出を行っていない違法な団体である可能性があると指摘している。また、東京法律事務所に所属していた山添拓氏を擁立した際の産経新聞の記事を適示し、これを「破防法の調査対象団体である共産党系の団体」と表現したことで野党理事らは猛反発している。
ここで名前の挙がった山添氏は2016年7月の参院選で、日本共産党公認候補として東京選挙区で当選し、今現在も現職である。
これに対して、山添拓参院議員はフェイスブックで以下のように反論し、投稿の最後を「早く国会から退場いただくしかない。」と締めくくっている。
維新の会の足立康史衆院議員が、総務委員会で事実誤認と誹謗中傷の乱暴な質問を展開。
NHK予算案の審議でのことで、質疑の様子は今夜(19日)23時50分からNHK総合テレビでも放映されます。私が仕事をしていた東京法律事務所の9条の会が、N…
山添 拓さんの投稿 2019年3月19日火曜日
もし改憲勢力でNHK職員が講演したら
足立康史議員と山添拓議員の見解は真っ向対立する形となったが、これを逆に考えてみてはどうか?
例えば、自民党候補を応援し憲法改正を訴える団体での講演をNHKディレクターに依頼し、それをNHKが許可していた場合に共産党は黙っていただろうか。政治的に対立する意見がある事柄について、いかなる場合もHNK職員は関わるべきではないというのが当たり前の考え方だろう。
これを与党関係者がNHKに依頼してやっていたら、国会は大紛糾し野党は総出で追及、マスコミは連日騒ぎ立てたに違いない。
冒頭の動画は開始12分から再生されるようにしているが、質疑の最初の部分からも視聴して欲しい。野党議員がNHKの編集権に圧力をかけたという指摘もなされている。まさに野党のダブルスタンダードが露呈しているので是非ともご覧いただきたい。
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