小西洋之議員「元号法を改正して令和を廃止、それに代わる新元号を遡って皇位継承の際の改元とできる」
小西洋之参議院議員が早速、新元号「令和」の廃止を画策している。
小西議員曰く、元号法を改正して令和を廃止し、新天皇の皇位継承後に遡って「成31年4月1日に定められたものとする」と書き換えるのだとか。
令和の廃止の仕方。元号法の附則は「昭和の元号は、本則第一項の規定(注:元号は政令で定める)に基づき定められたものとする」と規定。これに倣って、元号法を改正して令和を廃止し、それに代わる新元号を「平成31年4月1日に定められたものとする」とすればいい。遡って皇位継承の際の改元とできる。
https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1112665119341764609
身の程知らずであり、これこそ歴史修正主義だ。
無所属でも立憲会派が責任を持つべき
現在、小西議員は無所属であるためか、ツイッターでの発言がどんどん過激になっている。民進党時代には「国外亡命」をする旨をツイッターに投稿したが、当時の野田佳彦幹事長がこれに苦言を呈し、後に撤回をしている。
無所属となった今、彼に苦言を呈する人物もいないのだろうが、法案提出や採決などでは会派として動くわけであり、軽口とは言え小西議員の元号法改正案発言の責任は立憲会派にある。
同議員は、今回の改元で他にも暴論を展開している。
令和。安保法制という違憲の法令で平和を破壊した安倍総理が「和」の文字を元号に使った。まさに「元号による時代支配」を体感せざるを得ない。
初春令月、気淑風和など出展の万葉集の歌にふさわしい時代とするよう、安倍政権の打倒に全力を尽くす。— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) April 1, 2019
安倍総理は令和を「人々が美しく心を寄せ会う中で、文化が生まれ育つという意味を込めた」と説明。これは「世界に一つだけの花」とは対局の世界だ。安倍総理は、かつて著書「美しい国へ」で「日本という国の悠久の歴史。自分の命を投げ打っても守るべき価値が存在する」と特攻隊の悲劇を賛美している。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) April 1, 2019
改元に際して「政権打倒」「特攻隊の悲劇を賛美」など、こじ付けで妄言を吐き続けても会派の仲間で、それを止めようという動きは全く見られない。立憲会派に所属している自覚もなく、手前勝手な持論をごり押しするなら、会派を離脱させるべきである。
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