東京新聞記者が元号発表の手話ワイプ被りを嘲笑「大仕事を台無しにしたNHK」聴覚障害者の知る権利は?


東京新聞・佐藤圭記者、元号発表の手話に「一世一代の大仕事を台無しにしたNHK。いい仕事した(笑)」

 東京新聞の佐藤圭記者が、菅義偉官房長官の新元号発表を中継したNHKの手話ワイプが元号の額縁に被ったことを「台無しにした」とツイッターで嘲笑している。

 手話のワイプは聴覚障害者のために用意されたもので、それが偶然額縁に被ったら「邪魔をした」という認識は間違っているのではないか。これこそ「知る権利」の侵害だ。

手話の導入は東日本大震災がきっかけ

 会見で同時に手話通訳が行われようになったのは、2011年の東日本大震災がきっかけである。未曾有の大災害と原発事故で、国民の多くが官房長官の会見に注目したが、聴覚障害者が情報をリアルタイムで得ることができないという声が上がり、当時の民主党政権が即座に対応したもので、数少ない民主党政権の功績の一つだ。

 民放では手話通訳をワイプ表示することが少ないが、NHKと官邸のネット中継は毎回のように手話通訳をワイプか映像分割で表示している。これで手話ワイプが新元号の額縁に被ったからといって、東京新聞の記者に「台無しにした」と嘲笑される謂れはない。

 そもそも菅官房長官は何度も左右に額縁を掲げており、新元号がワイプで確認できなかったという話自体がデマである。最初に掲げた時にワイプにかかっただけで、数秒後には逆方向にも額縁を向けているので問題は起きていないのだ。
 もう一度、よく考えて欲しい。聴覚障害者のための手話ワイプは新元号発表を「台無し」にしたのか?手話通訳は東京新聞の某記者よりも「知る権利」を守っている。

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