沖縄出身じゃないのに「おじい、おばあ」と呼ぶ人が気持ち悪い

政治・社会

沖縄出身でもない政治家や活動家が、かりゆしを着て沖縄のお年寄りの手を握った写真をSNSにアップし、お年寄りのことを「おじい、おばあ」と呼んでいることに違和感を感じる。違和感というよりも気持ちが悪い。

地元の言葉で接するのが礼儀だと思っているならそれは間違いだろう。
これは関西人以外が関西弁を使う気持ち悪さに通ずるものがある。
この政治家や活動家たちは関西に行っったら「おっさん、おばはん」とか言うんでしょうか?絶対に言いませんよね。
こうやって沖縄だけ「特別」な扱いをしなければ沖縄の人たちはヘソでも曲げちゃうんでしょうか?
あと、気になるのが沖縄入りした政治家が「かりゆし」着用しなければならないという暗黙のルール。稲田朋美防衛大臣もこのルールに沿って着用している。

沖縄ナショナリズムに振り回されるな

おそらく沖縄のお年寄りは「おばあ、おじい」と呼ばれて内心「うわぁ」と思いながら笑顔で答えてくれているのだろう。
沖縄入りした政治家が着る「かりゆしウェア」にしても、着てこなかったからといってヘソを曲げる人は少ないんじゃないかな?
ニュース映像などを見る限りかりゆし着てるのは知事や職員ばかりで、現地の民間人はほとんど着ていないので、そこまで思い入れがあるようにも思えない。

稲田朋美防衛大臣のように翁長知事の天敵のような人でも、先日の訪問でかりゆしを着用していましたが、なんだか白々しくて泣けてくる。
稲田防衛相翁長知事会談

写真:産経ニュース

クールビズとしてかりゆしを採用するのは理解できるのだが、沖縄への配慮としてかりゆしを着用するのは白々しくて興ざめする。東京の方が蒸し暑いのに。
そもそも「かりゆしウェア」は沖縄伝統の衣装でもなんでもない、近年観光目的に作られたものである。広島カープのユニフォームより歴史が浅い。
この政治家たちが広島に来た時にカープのユニフォーム着てたら、「媚びてんじゃねえよ」と思ってしまいますが、沖縄の人たちはどうなんでしょう?

真面目な話、政治家が気を使っているのは一般的な沖縄県民ではなく、沖縄左翼であろう。左翼と言っても沖縄ナショナリズムに固執する県内右翼だ。
沖縄を尊重しろと叫ぶが、日本人としての誇りを語るものに対しては「差別主義者ガー!戦争ガー!」などと罵倒し、沖縄以外のナショナリズムは一切認めない連中に気を使ったところで、それに対する返礼など期待できない。

先の世界大戦で戦争犯罪「原爆投下」と受けた広島市民や長崎市民が、訪問する政治家たちに地元文化を押し付けたりすることはありません。
原爆投下の惨劇を他者攻撃の材料にすることもありません。
両都市の市民は焦土と化した街を世界に誇る美しい街にしました。そして広島市は原爆投下国の大統領を「歓迎」で迎え、さらに前進した。
沖縄で騒いでいる自称・市民たちは広島・長崎を見習ってほしい。

最後に余談ではあるが、私は「かりゆし」が嫌いなわけではない。
クールビズに最適で、見た目もクールだ。
かりゆしがなかったら小池百合子さんが羽田孜の省エネルックを推奨し採用していたかもしれないからだ。
https://twitter.com/Azusa_Fujisawa/status/713996632623161344

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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Posted by ksl-live!