
雑な統一教会認定が大変なトラブルへと発展しそうです。
27日のいのちの党の記者会見で、構成員と旧統一教会の関係を疑うジャーナリストと八幡愛副代表、高井崇志幹事長が争論になる場面がありました。
結論としてはジャーナリストの恥ずかしい勘違いが原因で、いのちの党側の主張が概ね正しく、指摘されている団体は旧統一教会とは全く関係のない団体であることなど、後ほど詳しく解説します。
まずは会見の様子をダイジェストでご覧いただきますが、八幡副代表がネット上で統一教会認定されていることに反論するところから話が始まりますが、とにかく早口で長いので関係のない部分はカット編集しています。
勝兵塾はアパの私塾
まずサルサ岩渕をジャーナリストと呼んでいいかどうか迷いますが、勝兵塾は旧統一教会とは全く関係りません。勝兵塾はアパホテルで有名なアパグループ創業者である元谷外志雄さんが塾長を務めた私塾です。運営はアパホテル・アパリゾート社長の元谷芙美子さんが代表理事を務めるアパ日本再興財団です。塾長の元谷外志雄さんが2月に亡くなったことで6月の月例会をもって活動を終了しています。
サルサ岩渕はとんでもなく巨大なグループの財団の名誉を棄損し喧嘩を売ってしまったわけですが、度胸がいいわけではなくそんなことも知らなかったんでしょう。
この勝兵塾は旧統一教会の政治団体で反共主義の「勝共連合」と字面まで名前が似ているので混同されるのかもしれませんが、勝兵塾の名前の由来は尊師の兵法からで「勝兵は先ず勝ちて、而る後に戦いを求む。敗兵は先ず戦いて、而る後に勝ちを求む。」からきています。
これは、勝つべき兵は戦の前に勝つ準備をして、敗けるべき兵は戦に挑んでから勝つ方法を模索するという考え方で、選挙や政治の場面でも基本的な考えとして知られ、情勢を読み勝てる選挙区を選んで地盤培養し、いつ選挙になってもいいように準備しておく常在戦場と同じ教えでもあります。
高井幹事長は国会でも孫子を引用しているので、おそらく勝兵塾の漢字を見れば意味が分かると思うし、八幡副代表も何度も選挙を戦ううえで孫子の兵法とは知らずに同じ教えを先輩から聞いているはずです。
この勝兵塾を旧統一教会や勝共連合の関連団体だと思うのは素人ならまだしも、政治に関わるジャーナリストではありえないことです。
サルサ岩渕は旧統一教会系の「世界日報」の読者で組織される世日クラブで講演を行った人物が、この勝兵塾でも講師を務めているという理由だけで関連団体と決めつけるという、風が吹けば桶屋が儲かるレベルの陰謀論者です。
さらに大石晃子事務所の元映像ボランティアの榎田氏が、この勝兵塾の講師を務めていたというだけで旧統一教会関係者と断定、さらに榎田氏が八幡愛を認める発言したことを「ゴリ押し」とレッテルを貼り、母親である「やはたオカン」が榎田氏に配信のサポートを依頼したことがあったというだけで、親子を批判するという無理筋。これにより狂信的な旧れいわ新選組の支持者が「八幡親子は旧統一教会のスパイ」と攻撃を始めたわけです。
とにかくピンからキリまで関係のないことで旧統一教会認定するサルサ岩渕の激しい思い込みと、その犬笛に反応してしまう教信者の攻撃に、八幡愛の怒りが爆発するのも仕方ありません。
一方で旧れいわ新選組関係者はこれまで、自分たちに批判的であったり自民党に擁護的というだけで旧統一教会関係者であると断定する「壺認定」を繰り返してきました。議論に耐えられないと二言目には統一教会を持ち出し、共同代表だった大石晃子も真偽不明な報道を論拠に、高市総理と統一教会が関係しているとテレビ番組で発言するなどしていたわけです。
支持者はこれを絶賛し、小さな宗教団体に過ぎない統一教会が日本の政治を支配しているなどという極度の陰謀論を展開していることは由々しき事態です。
その無理筋の壺認定が、今度は八幡愛にも向けられたわけですが、関係者や支持者が安易に壺認定することで、本来の高額献金問題などから焦点がブレても、党幹部が誰もこれを諌めようとしてこなかったツケが回ってきたとも言えるでしょう。
いずれにしてもサルサ岩渕が勝兵塾を統一教会関連団体であるかのように喧伝し、記者会見で講師を「統一教会関係者」と断定したことは名誉棄損が十分に成立するでしょう。アパグループがこんな小物ジャーナリストを相手にするかは不明ですが、2月に亡くなってもう反論できない創業者の私塾をここまで貶めたのは事実で、法的な手段に訴えられればサルサ岩渕に勝ち目はないでしょう。
往々にしてこの手の人たちは、自分は巨大な敵と戦っているかのように演出し支持を得ようとするわけですが、本当に巨大なグループに喧嘩を売って首が回らなくなる姿も見てみたいような気がします。


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