
れいわ新選組改め「いのちの党」の奥田ふみよ議員が悪質な災害デマを流しています。
8月9日に物見遊山で熊本の被災地に入った、いのちの党の奥田ふみよ議員が自衛隊に対して、炊き出しなどの給食支援の実績と入浴支援の実績を日ごとに詳細に教えるよう求める嫌がらせのような資料要求を行い、そもそも自治体から要請の無かった炊き出しの実績がゼロだと大騒ぎして政府批判を展開しています。
熊本の被災地、自衛隊の炊き出しゼロ‼️
防衛省へ8月10日に被災地支援の要望書を提出。返答により、自衛隊による炊き出しが一度も行われていないことが判明❗️… pic.twitter.com/kDxebknrF0
— 奥田ふみよ🌸参議院議員🌸いのちの党副代表🌸 (@fumiyo_fukuoka) August 13, 2026
自衛隊法と災害救助法
この無知な議員はそもそも自衛隊を便利屋か何かと勘違いしているようですが、災害における自衛隊の派遣要請は自治体が行うもので政府が勝手に自衛隊を展開することは自衛隊法によりできません。今回は発災直後に速やかに自治体から自衛隊への派遣要請があり、人命救助を中心に活動しながら、重量物となる支援物資の輸送や給水活動、エアコンの運搬などを優先して活動しています。
自治体からは「生活支援等」という要請があったので、これにより自衛隊が自主的に炊き出しを行うという勘違いをしていた人も多いようです。法律上は間違っていないわけですが、自治体としては自衛隊法だけでなく災害救助法を根拠に派遣要請しているので、その法律では自衛隊への災害派遣の要請や日本赤十字社に対して応急的な救助の要請、調整、費用の負担を行う、とされています。
この「要請、調整、費用負担」という部分を給食支援に当てはめると、自治体が自衛隊に要請し、場所や期間を調整し、食材調達などの費用は自治体が負担するということになります。
自衛隊としては派遣後の炊き出しに関しては、自治体の要請で食材の提供と献立の指示を受けて、調理器具の提供と調理人員、配膳などの支援を行うという流れになります。要するに自衛隊が炊き出しを行うかどうかは、自治体が他の民間支援団体の炊き出しなどと調整しながら要請の判断をしています。
もし奥田議員が現地で「炊き出しが不足している」と判断したのであれば、当該地区の首長に対して緊急要請をすべきで、これを政府に提出したところで法律上は何もできません。自治体に要望書を提出しても目立たないので、わざわざ政府に対して申し入れを行い国政活動のアピールに利用しようという魂胆が透けて見えます。
この奥田議員の悪質な災害デマとパフォーマンスを擁護する人も多く、そのほとんどが粗悪なAI活用を行っているようで、自衛隊が自主派遣できるという回答をもって炊き出しも自主的な判断で行うべきというものです。
さきほど災害救助法で給食支援が自治体の要請、調整、費用負担で行うものと説明しましたが、自衛隊法による自主派遣は用件が厳格で派遣後に勝手に行動できるというものではありません。
今回は発災の直後に熊本県から速やかに自衛隊派遣要請があったので、その求めに応じて人命救助や重量物の運搬などを行っているので、壊滅的な二次被害でも起きない限り、ここから自主派遣ということはありえません。
自衛隊法第八十三条では災害派遣が、県知事から防衛大臣に対して行われることを基本とし、その2項では自主派遣に関する但し書きが明記されています。
(災害派遣)
第八十三条 都道府県知事その他政令で定める者は、天災地変その他の災害に際して、人命又は財産の保護のため必要があると認める場合には、部隊等の派遣を防衛大臣又はその指定する者に要請することができる。
2 防衛大臣又はその指定する者は、前項の要請があり、事態やむを得ないと認める場合には、部隊等を救援のため派遣することができる。ただし、天災地変その他の災害に際し、その事態に照らし特に緊急を要し、前項の要請を待ついとまがないと認められるときは、同項の要請を待たないで、部隊等を派遣することができる。
3 庁舎、営舎その他の防衛省の施設又はこれらの近傍に火災その他の災害が発生した場合においては、部隊等の長は、部隊等を派遣することができる。
ここで言う県知事の要請がなく自主派遣する要件の「天災地変その他の災害に際し、その事態に照らし特に緊急を要し、前項の要請を待ついとまがない」というのは具体的には、都市が壊滅するような状況で県知事と連絡も取れないとか、要請があることは予想できるが、それを待つことで多くの人命が失われることが明らかな場合です。
これに続く3項では近傍派遣と言って、駐屯地などの近くで起きた災害にも県知事だけでなく大臣からの指示がなくても部隊の長の判断で派遣できるとされていますが、これは解釈としては「ご近所付き合い」とよく形容され、隣で火事が起きていれば消火と救助活動するのは当たり前ということです。近傍を定義する距離は定められていませんが、まさに目視できる範囲で災害が起き、人道的な見地から駆け付けるのが必然と言える範囲に限られます。
そこら辺の野良のボランティアが騒いでいるならまだしも、国会議員が参議院の防災服を着用して被災地に入るにあたって、こういう前提となる知識を有していないというのは致命的です。
決して自衛隊が悪さをすることもなく、政府もこれを利用して地方自治を破壊しようなどと思っていないでしょうが、法律とは権力の暴走を縛る役割があるので、国会議員はこの基本的法知識を持って行動しないと民主主義は保たれません。
世界的に見れば政府が軍を使って民衆を弾圧したり、地方の自治を許さないということは歴史上も今も起きているわけで、災害に乗じて政府が地方に軍を派遣し統治を強めるという最悪の事態を想定するのは当然で、これからどんな政権が誕生するかも分からないわけです。
奥田さんに限らず前代表の山本太郎もそうでしたが、軽々しく政府に直接自衛隊を動かすよう求めたり、自治体の長を飛び越えて政府に乗り込むよう求めるのは歴史を学んでいない証左でもあります。民主主義国の政府としては地方の自治を尊重しながら、助けを求められれば協力と支援を惜しまないという体制を堅持するのは必須です。
権力者を縛る憲法を触るな!と叫ぶわりには、こういう憲法の基本に関わる部分で政府に強権を振るわそうとするのは、この人たちこそ憲法を理解せず蔑ろにしていると言えるでしょう。
不謹慎写真が大炎上
ちなみにこの奥田さんに関しては、被災地入りそのものが批判されていて、福岡からの道中では車内からゲリラ配信を行いながら、ただ屋根の一部に小さなブルーシートがかかっているだけの民家を無断で撮影し配信しています。現地で視察をアテンドした自治体議員は、物見遊山だという批判に対して「大渋滞のため早めに高速を降り、地震の影響により凸凹している悪路のなか一般道を走り渋滞に巻き込まれつつ、八代市まで通常2時間半ほどの道のりを片道3時間半〜4時間かけ、みずた千春事務所前に到着」と、さも大変だったような説明をしていますが、奥田さんは運転を別の人物に任せて車内でずっと政府の悪口を言っているだけです。悪路を走行したという様子も配信では確認できません。
奥田ふみよ議員の来八について・・・
パフォーマンスだというご意見があるようですが・・・『パフォーマンスではありません』これをパフォーマンスだというなら、随分、時間と労力を要するパフォーマンスということになります。
8/9(日)…
— みずた千春 いのちの党 旧れいわ新選組 八代市議会議員 (@chiharu_fami) August 11, 2026
さらに致命的だったのが視察後の投稿が、被災して倒壊した家屋の写真とともに、綺麗なサービスエリアでうどんを啜りながら、同行した運転手の男性がサムズアップする写真を使っていることです。
弾丸ですが熊本地震視察に行ってきました。
太宰府市の川口ちかまる市議と一緒に向かい、現地で八代市の水田ちはる市議にアシストしてもらいました。高校生からお年寄りまで、避難所で不安な生活を余儀なくされている多くの主権者の声を直接聴かせて頂きました。… pic.twitter.com/giHA4Lnr80
— 奥田ふみよ🌸参議院議員🌸いのちの党副代表🌸 (@fumiyo_fukuoka) August 9, 2026
しかもこの男性のスマホ画面には、党のゴタゴタで執行部や主流派と対立する形で離党した自治体議員が、旧れいわ新選組の支持者らによる誹謗中傷に対して刑事民事で対応を行うという投稿が写っています。

物見遊山で被災地をぶらつきながら、帰りの道中ではサービスエリアのフードコートで離党者の悪口でも言い合っていたということでしょうか。
福岡に事務所を構える国会議員が、発災から2週間近くも動きもなく、急に思い立ったように被災地に入りぶらぶらして、自治体の問題をなぜか政府の問題にして反政府運動に利用しようとする。災害時に最も役に立たない折り鶴みたいなもんですが、この人たちは無駄に動き回って迷惑をかけるので厄介です。
この奥田さんは党の総会で、過去に「総理や閣僚のふくらはぎから妖気を感じる」と発言するなど、その奇抜な言動や前提となる知識不足で議員としての適格性を欠くと批判されました。これに対して奥田さんは「勉強不足の人が国会議員になっちゃいけないんですか」と反論しています。
ダメなんです。頭の悪い人が勉強もせず動くと周囲が迷惑するんです。
立法府の構成員である国会議員が、現行の法律すら無視して被災地をうろつかれるとロクなことにならないので、せめてじっとしていて政府にも難癖をつけず大人しくしていてください。


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