
またマスコミが捏造です。
第2次高市改造内閣で留任となった小泉進次郎防衛大臣と小野田紀美経済安全保障担当大臣が、総理からのアンケートに対して留任を強く希望したという日本テレビ『ZIP!』の報道関して、名前の挙がった両名が事実ではないと否定したことで、日本テレビは当日夜の報道番組で謝罪のコメントを発表する事態となりました。
問題が表面化したのは小泉大臣が18日の午後7時過ぎにXへ投稿した反論です。
今日の日本テレビZIP!で私が防衛大臣の留任を強く望む内容をアンケートに書いたと政治部記者の方が話していたとの報告を受け、その発言を確認しました。事実とは完全に異なることを一方的に報じていることに驚きました。私は人事に関してアンケートは提出しておらず、総理と直接コミュニケーションを取…
— 小泉進次郎 (@shinjirokoiz) September 18, 2026
小野田大臣も「アンケートなし」
これを受けて日本テレビはお詫びと訂正をすることになったわけですが、翌19日には小野田大臣も「報道は虚偽」と投稿しています。
私テレビ持っていないので知らなかったのですが、私もアンケート云々と報道されていたのですかね?参議院にはアンケート配られていないと思います。私にも配られておりませんので、当然私もアンケート自体書いていません。もし本当にこのスクショのような報道されたなら、報道は虚偽の内容です。 https://t.co/1wcNgaIjxH
— 小野田紀美@岡山 (@onoda_kimi) September 19, 2026
日本テレビの訂正は小泉大臣の部分だけで、小野田大臣の部分には触れていません。こうなると改造内閣に関する日本テレビの報道全体が、なんら取材もなく捏造されていた可能性もあります。
ありもしないことを生放送でベラベラ喋っていたのは、日本テレビの政治部官邸キャップを務める矢岡亮一郎記者です。
番組内での発言内容は
「高市総理、アンケートを先月の下旬まで自民党の議員、衆議院議員に募っていたわけなんですけど、数週間かけてこれをかなり読み込んだようで、これを重視」「例えばですね、総理周辺なんですけど、アンケートの熱意の差がかなり影響したということも言っていました。例えば、小泉大臣は“留任したい”と非常に熱心に書いていたということなんですね」
これは首相周辺という匿名情報として話されたものですが、番組内では「小野田経済安保相も外国人政策に集中したいと書いた」とも解説されています。
小野田大臣の反論にも、この記者自身も発言していますが、今回のアンケートは参議院は対象外とされ、当選2回以上の衆議院議員が対象というのは以前から報じられていたので、この鑑定キャップは普段からあまり取材も情報収集もしない人なんでしょう。
おそらくこの官邸キャップ様は、記者の溜まりでの噂話や通りすがりの関係者が適当に話した与太話を疑いもせず番組内でドヤってしまったのでしょう。取材先の記者の溜まりでは、実に下世話な政治家の悪口が飛び交い、無責任な放言は日常茶飯事です。ただし、これを本気にしてテレビで話してしまう官邸キャップはクビでいいと思います。
最低限は大臣に裏どりすれば、こんな事故にはならないわけですが、そもそもアンケートそのものが小泉大臣も小野田大臣にもなかったわけですから、確認不足というよりも捏造に近いものです。
報道のバラエティ化
日本テレビの『ZIP!』は報道ではなく情報番組という位置づけですが、池上彰がテレビで持ち上げられるようになってから、こういう低レベルな報道モドキが横行するようになりました。どうしてこういう事故が起こるかというと、本来は出役ではない記者が、何も知らない無知な綺麗どころが並んだスタジオで、反論するものも意見するものもいない状態のなかで解説をしているからです。
何を言ってもタレントや女性アナウンサーは「へえ、そうなんだ」という反応しかなく、対立する意見がでたり情報の信ぴょう性を問う質問も全くないわけです。そういうところに出てきた記者が気持ちよくなって、噂話程度で本来はプロが採用しない偽情報を面白おかしく話して、女性陣にチヤホヤされて事故を起こす。
この官邸キャップは他の報道番組でも改造内閣について解説していますが、問題視されたのがバラエティ要素の強い『ZIP!』だけだったというのが何よりの証左です。この日は女性アナウンサーの他にイケメン俳優と若手女優が番宣で出演していて、それはそれは気持ちが良かったのでしょう。
観測気球に使われるジャーナリスト
こういう現象は自称保守系ジャーナリストにも言えることで、さっき聞いた話をその場で「緊急で動画を回しています」とか言ってYouTubeで流しちゃう人たちも似たようなものです。
我々は日常で政治家さんに会って、様々は裏話のようなことを聞いたりしていますが、原則として聞いた話はそのまま使わないというのが常識です。相手方との信頼関係にも関わることであるだけでなく、表に出す前提でない話は誇張や付け加えが多いので危険なんです。
ではなぜ取材で政治家の話を聞いているかというと、そういう積み重ねで後々に表面化した問題を総合的に判断ができるからです。個々の情報をそのまま出すのではなく、多くの人から聞いた話を総合すると何が真実で何が虚偽であるかは自ずと見えてくるわけです。
どこの誰とは言いませんが、ことあるごとに真偽不明な匿名関係者からの情報をYouTubeで流しているジャーナリストがいますが、あれは完全に観測気球として便利に使われています。
例えばある議員を入閣させようと考えたときに、世間はどういう反応をするだろうかと不安になった時に、関係者を通じてそのジャーナリストに「〇〇さんが入閣するらしい」という情報を流せば、何ら確認することなくYouTubeで流してくれるので、それが好評か不評かが可視化されるわけです。
それで不評なら「そんな事実はありません」と否定して別の人物を入閣させるのです。何度誤報を流しても懲りずにやってる自称ジャーナリストは便利な観測気球となっているわけです。
昔は自民党本部や国会内で「壁耳」として会議や部会の内容を記者に故意に盗み聞きさせ、意見が対立しがちな事柄を新聞に書かせる観測気球が主流でしたが、最近はネットの方が早く結果が得られるのでYouTubeが利用されがちです。
ちょっと話が逸れますが、自分を大物と勘違いしてるジャーナリストや自治体議員が、公の会合ではなく個別に会った国会議員の名前を即日出してしまうのも感心できません。何ならそこで話した内容まで匂わせるSNS投稿をしちゃう人間は絶対に信用してはいけません。
個人的には個別の話のあった議員の名前は絶対に出さないし、公の現場でも政治家と記念撮影をしたことも一度もなく、すべて断っています。取材者が政治家との写真を必要とするのは、情報の正確性や独自性よりも、権威を利用して耳目を集める目的しかないからです。
今回の日本テレビ官邸キャップも、無知な出演者一同だけでなくスタッフに対しても、自分が有名人にでもなった気分で面白おかしい情報を与え、そういうテロップを作らせて気分よく話していたんでしょう。
皆さんは今回のデタラメ報道、また報道のバラエティ化についてどう感じましたか?コメント欄でご意見をお聞かせください。


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