平昌インフル欠席発言の自民・宇都隆史「男か女か分からないような男子、国家のため強い男を産み育てて」

政治・社会

平昌インフル欠席発言の自民・宇都隆史「男か女か分からないような男子、国家のため強い男を産み育てて」

自民党の宇都隆史議員が、過去に自身のブログで、「ヒョロヒョロで男か女か分からないような若い男子たち」「国家のため、社会のため、未来のために強い男を産み育てていただきたい」と性差別ともとれる持論を展開していたことが発掘されている。
宇都隆史議員は1月31日の参院予算委員会で首相の平昌五輪出席について「本当は行きたくないとも感じる。最後は行くのをやめようと思ったら、インフルエンザに罹患(りかん)する手もある」と発言して批判を浴びている人物だ。
宇都隆史議員のブログにはこの他に「ヒトラーの経済政策」という著書からの一節を引用し「女性が失業しても社会に与える不安は少ないが、男性が失業すると、大きな社会不安になったからだ」などと、現代では到底受け入れられない言説もみられる。
出典:ジェンダーフリーと雇用政策について|参議院議員 宇都隆史 オフィシャルブログ

自称・保守の大きなお世話

問題のブログは2010年05月16日に投稿されたもので、自民党鹿児島県連が主宰する政経セミナーに、講師として登壇した同党のヤンキー先生こと義家弘介参議院議員の発言に触発されて投稿されたようだ。
宇都隆史議員のブログによると義家弘介議員は「今の日本に必要なのは父権の復活なのです。ならぬものはならぬという厳しさが必要なのです」と訴え、それに対し「我が意を得たり!」という気持ちになったという。
宇都隆史議員が持論を展開した部分が以下、

今の日本には、父権的なものが徹底的に排除されています。日本男児はどこへ行ったのか?ヒョロヒョロで男か女か分からないような若い男子たち。世のパパ達も、子どもに対する言葉使いからまるでママみたいです。
「厳しさ、強さ、雄々しさ、頼りがい」といった父権はうとまれ、代わりに「優しさ、人あたり、友愛」などといった言葉ばかりが独り歩きしています。私は、「男はより男らしく、女はより女らしく」あるべきだと思っています。ですから、フェミニズムを助長させるような男女共同参画社会の推進には懐疑的であり反対です。(決して女性の社会進出を否定するものではありません。)
そこで、世の中のお母さん方にお願いしたいのは、「国家のため、社会のため、未来のために強い男を産み育てていただきたい」ということなのです。いざという時に、身を楯にしてでも女性と子供達を守るような男達を育てなければ国の未来はありません。国難や危機に際して、逃げ出すような情けない男を作ってはいけません。そのためには、普段から家庭の中において、お母さんがお父さんに敬意を払う姿を示し、家長の威厳を保つことをしなければなりません。
「日本の誇りと父権の回復は、健全なる婦女子教育が土台となる」というのが私の教育に関する持論なのです。
誇りある日本の復活と再生は、大和撫子にかかっているのです。
出展:ヤンキー先生に乾杯!【決戦まで、残り56日!】|参議院議員 宇都隆史 オフィシャルブログ

これは男性からも女性からも嫌われ、LGBTの当事者を呆れさせる救いようの無い内容だ。家父長制などの持論を展開するまでは自由だが「お母さんがお父さんに敬意を払う姿」「ヒョロヒョロで男か女か分からないような若い男子たち」とまで政治家に言われると「大きなお世話です」としか言いようがない。
自分では、えらく勇ましい保守を演じているつもりだろうが、有権者から見れば性別の問題以前に人として情けなく映っていることに気が付くべきだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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