名護市長選辺野古反対派が落選!志位和夫「基地受け入れ意味しない」衆院選勝利の際は「民意が示された」

政治・社会

名護市長選辺野古反対派が落選!志位和夫「基地受け入れ意味しない」衆院選勝利の際は「民意が示された」

4日に投開票が行われた名護市長選挙は、政府与党が推す新人・渡具知武豊氏が辺野古移設反対派の現職・稲嶺進氏を破り初当選した。
辺野古移設反対派の現職が敗れたことに対し、日本共産党の志位和夫委員長は5日、自身のツイッターで「選挙結果は、名護市民が辺野古新基地を受け入れたことを意味するものでは決してありません。」と、名護市民の民意を否定する投稿を行っている。

しかし、志位和夫委員長は昨年の衆院選で辺野古移設反対派候補が4選挙区での結果「3勝1敗」だったことに関しては11月の衆院本会議で「新基地建設に反対する沖縄県民の民意がはっきり示されたと発言しており動画も残っている。

勝ったら「民意」負けたら「争点違った」

今回の名護市長選挙の結果を民意としては受け入れない志位和夫委員長であるが、昨年の衆院選沖縄選挙区で4つのうち3つの選挙区で辺野古移設反対派が勝利したことを根拠に、衆議院本会議の代表質問では「民意がはっきり示された」として移設工事を継続する政府を批判している。
※動画の11分経過あたり


発言部分書き起こし

 総選挙では、沖縄の四つの小選挙区のうち、1・2・3区の3つで、辺野古新基地に反対する「オール沖縄」の候補者が勝利しました。新基地建設に反対する沖縄県民の民意がはっきり示された結果であることは明らかです。ところが政府は、そのわずか2週間後に、新たな護岸工事の建設に着手しました。
総理にうかがいます。総選挙で、沖縄県民が新基地建設反対の審判を下したという事実をあなたはお認めにならないのですか。政府の暴挙は、沖縄には民主主義は適用しないという宣言に等しいものだと考えますがいかがですか。しかと、お答えいただきたい。

同党の小池晃書記局長も、一昨年の沖縄県議選で辺野古移設反対派が多数を占めたとして「民意が示された」「県民の審判」という談話を発表している。

基地のない平和な沖縄を願う民意がはっきり示された。安倍政権と自民党は、県民の審判を真摯にうけとめ、新基地建設を断念し、普天間基地の閉鎖・撤去をアメリカ政府に要求するよう求める
出典:【沖縄県議選】共産・小池書記局長「民意はっきり示された。基地撤去を」 志位委員長「参院選勝利につなげましょう!」とツイート – 産経ニュース

委員長と書記局長が揃って選挙結果を「民意」としていたのに、負ければ今度は「民意ではない」と言い出すのは矛盾している。
選挙結果が民意でないというなら、選挙戦の前から「これは民意を問うものではありません。結果を問わず反対します。」とはっきり言えばいい。ちなみに翁長知事は名護市長選の雲行きが怪しくなった最終日に「名護市長選の結果にかかわらず、名護市辺野古の新基地建設に反対する姿勢に変わりはない」という趣旨の発言をしている。
翁長知事「辺野古新基地反対は変わらない」 名護市長選の結果で | 沖縄タイムス+プラス

確かに選挙というものは一つのテーマだけで戦うものではなく、沖縄であれば経済振興と基地問題など複数の争点がある。今回の名護市長選では与党が推す渡具知陣営が勝利したが、辺野古移設に反対する住民の意見を完全に無視することもできないだろう。翁長知事の発言は沖縄が抱える問題の難しさを浮き彫りにしているとも言える。
ただし、左翼の悪癖である「勝ったら民意、負けたら民意ではない」という矛盾はどうにかせねばならない。少なくとも今回の名護市長選挙は「反対派が圧倒的多数」という主張が退けられ、県外から沖縄に来て暴れる活動家がいかに多いかという証明にもなった。また、新聞もテレビも選挙戦中に「反対派の声」を盛んに取り上げて煽っていたのだから、争点が「辺野古ではなかった」というのは通用しない。
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