日馬富士が角界残留!伊勢ヶ濱部屋コーチに正式就任、過去には殺人事件関与力士が時津風部屋に出入り
貴ノ岩への暴行事件で引退した元横綱の日馬富士が、伊勢ヶ濱部屋に「コーチ」として残留していたことが判明した。コーチ就任の予定は昨年に週刊朝日が報じていたが、東スポの取材で、既に正式に就任していたことが分かった。
参考:日馬富士まさかの角界残留 東スポ
角界残留と言っても年寄りとは違い、現役時代に所属した伊勢ケ浜部屋が個別に契約する「コーチ」であり、相撲協会への残留ではない。
日馬富士の引退に関しては、相撲協会の権力争いの煽りを受けたと擁護する声もあるが、カラオケのリモコンで激しく殴打するなど悪質な暴行として非難する声はさらに多い。
時津風部屋殺人事件に加わった力士が出入り
横綱とは言え、暴行事件で引退した力士を伊勢ヶ濱部屋で契約する事に関しては、批判の声が確実上がるだろう。だが、日馬富士の引退後も相撲協会の権力争いはさらに激化し、ファンの目は日馬富士から協会に向いているのも事実だ。
事件を起こし相撲協会に残れない力士が「コーチ」として雇われるケースは稀だが、協会や部屋への出入りを再開するのは初めてではない。
なんと、2007年6月に発生した時津風部屋力士暴行死事件ので有罪判決を受けた力士が、執行猶予を終えたのちに時津風部屋に出入りしていたのだ。親方の息子のコーチということで、報酬等は一切払っていないそうだが、倫理的にも被害者家族の感情的にも適切なことではないように思える。
参考:時津風部屋「殺人力士」が角界復帰していた!(1)ビール瓶と金属バットで殴る | アサ芸プラス
参考:時津風部屋「殺人力士」が角界復帰していた!(2)「相撲が忘れられない」と… | アサ芸プラス
参考:時津風部屋「殺人力士」が角界復帰していた!(3)相撲界の常識は世間の非常識 | アサ芸プラス
これは「本人が相撲が好きだだから」という理由だけでは片付けられない問題だ。なぜなら、真面目に稽古して相撲道に精進しても成績が追い付かなかったっり、全力で相撲を取った結果の負傷で引退する力士も少なくはない。そういった力士が相撲に関わっていけるかというと非常に難しいのが現実である。
日馬富士に関しては、事件は起こしたものの横綱という地位まで上り詰め、実績もある。引退は免れない状況ではあったが、相撲協会の権力争いが表面化するまでの間に、すべての責任を負わされて追いやられたいう感もある。どうしても相撲に関わらせたいという伊勢ヶ濱親方の心情は察するに余りあるが、それでも倫理とケジメの問題として禍根を残すことにはなるだろう。