毎日新聞総合デジタル取材センター「バカじゃねーの、死ぬときは1人で死ねよな」を拡散してしまう
毎日新聞の総合デジタル取材センターの公式ツイッターアカウントが、中央道の135キロ超過(時速235キロ走行)のニュースに対し「バカじゃねーの、死ぬときは1人で死ねよな」という投稿をリツイート拡散している。
一般アカウントがこのような所感を述べることはよくあることで、特に問題はないだろう。しかし、新聞社として取材し実名報道を行っている以上、容疑者に対してとは言え不穏当な罵声を拡散するべきではないだろう。
毎日新聞総合デジタル取材センターは、自身が投稿したツイートに対する反応を片っ端からリツイートしており、その中で不適切なツイートが含まれたものと思われる。
中の人がお調子者なのか?
毎日新聞総合デジタル取材センターのアカウントは、中央道で速度超過135キロ(時速235キロ)で走行して逮捕された男の情報として、車の名前や排気量、前ナンバーを外していたことを投稿したが、これが好評を得て多くのリツイートを得た。
容疑者はモンスター級スポーツカーと呼ばれる米国車「チャレンジャー」(排気量6400CC)を運転。車の前ナンバーを外していたそうですが、オービスに。
道交法違反容疑:中央道で235キロ 検挙例で過去最高速 – 毎日新聞 https://t.co/bbtRjc1OcQ
— 毎日新聞デジタル報道グループ (@mainichi_dmnd) March 1, 2018
これに気を良くしたのか、この投稿への反応を大量にリツイートしている。うれし過ぎて、投稿の内容を吟味することを忘れたのだろうか?
毎日新聞総合デジタル取材センターは先日、加計学園が今治市に新設する獣医学部に受験者が殺到したニュースに「これでいいのか」と投稿して批判が殺到、謝罪して撤回する事態になっている。
参考:毎日新聞「これでいいのか」加計獣医学部一般入試に20倍超の応募に不快感、毎日こそ「これでいいのか」
先月には、佐賀県神埼市で陸自ヘリが墜落した際に「(被害者の父親)コメントが新聞で報じられると、ツイッター上に非難の投稿があふれた。」と、ツイッターが害悪であるかのような記事を配信した。しかし、当サイトで調査したところ、実際に罵声で溢れていたのはヤフーコメントであり、ツイッターではその罵倒を批判する投稿ばかりであった。明らかに事実とは異なる内容で、当サイトでは捏造と見ている。
参考:毎日新聞の捏造発覚!「ツイッターでヘリ墜落被害家族への罵倒があふれた」実際は朝日新聞とヤフーの問題
今回の「1人で死ねよ」は些細なことではあるが、正確性を求められる新聞社のアカウントとしては適切とは言えない。他人を巻き込む暴走が許されないのは当然であるが、巻き込まず1人だけで死ぬかどうかは、道路交通法違反を実名で報じるにあたっては関係なく、事実よりも感情を優先するものだ。記事に込める感情として「1人で死ね」を肯定する社の方針なら勝手にすればいいが、そうではないだろう。