NHKが拉致問題で不適切表現「米朝首脳会談の合意、ちゃぶ台返し懸念」岩手ちゃぶ台返し大会の映像使用

マスコミ・報道

NHKが拉致問題のニュースで岩手ちゃぶ台返し大会の映像を使用「米朝首脳会談の合意、ちゃぶ台返し」

16日に放送されたNHK「ニュース7」で拉致問題を扱う場面で「米朝首脳会談の合意が"ちゃぶ台返し"されるのではないか」と伝える際に、岩手県で開催された「第12回ちゃぶ台がえし世界大会!?」の映像を挿入していたことに批判の声が上がっている。

一瞬、放送事故かと思うようなタイミングで「ちゃぶ台返し世界大会」の映像が差し込まれるが、テロップやナレーションは継続しており、大会映像が流れた後はトランプ大統領と金正恩委員長の映像が流れテロップで『日米首脳会談の合意「ちゃぶ台返しされないか」懸念も』と表示される。企画された通りの表現であったことは間違いない。

ふざけてるとしか思えない演出

ツイッターに投稿されたニュース映像では全容がつかめないが、冒頭からアナウンサーが「拉致問題、すでに解決された」というフリップを持っている。北朝鮮が従来の主張を繰り返しているという説明の後、唐突に「ちゃぶ台返し世界大会」の映像を流し、そこから米朝会談の合意事項が反故にされるかもしれないという内容に切り替わる。
しかし、米朝合意事項には拉致問題は含まれておらず、トランプ大統領が提起しただけだ。

 ①米朝の両国民が平和と繁栄を望んでいることに従って、新しい米朝関係を構築する。
 ②朝鮮半島に永続的で安定的な平和体制を構築するためともに努力する。
 ③北朝鮮が朝鮮半島を完全に非核化するために取り組むとした、4月27日の板門店宣言を再確認する。
 ④米朝はすでに身元確認されたものを含め、戦争捕虜(POW)や行方不明兵の遺骨の回収に尽力する。
出典:米朝首脳の合意文書「完全な非核化に断固取り組む」:朝日新聞デジタル

確かに、北朝鮮が核を保有し不安定なままでは、拉致問題解決後の国交正常化などの道筋もたたない。そういった意味で米朝合意が重要だと言いたいのだろう。非常に重要な懸案事項であるだけに、なぜ「ちゃぶ台返し世界大会」の映像で表現しようと思ったのだろうか?
拉致被害者家族に対して失礼であり、岩手県でちゃぶ台返し大会を楽しんだ方々としても、このような扱われ方は困惑するだろう。NHKの在り方について批判的な意見が噴出している状況で、このようなふざけた演出を誰が求めているというのか?まじめにやれ!

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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