立憲の伊勢神宮参拝に阿部知子議員「非常に残念」←参拝の理由と党内事情を把握できない無役議員の哀れ
立憲民主党の枝野幸男代表が4日、福山哲郎幹事長や蓮舫副代表らとともに伊勢神宮を参拝したことで、支持者らからバッシングを受けている。戦前の国家神道云々が批判の理由らしい。これに対し、同党所属議員らが沈黙するなか阿部知子議員はツイッターで批判の声を上げている。呼ばれなかったのが余程悔しかったのだろうか。
一昨年の希望の党の排除方針以降、今も続く野党解体の危機の中で、立憲民主党こそ頑張らねばならない時に、枝野代表を始めとする執行部を先頭にした伊勢神宮参拝はとても残念です。多く指摘されるように個人的な参拝や宗教心を否定するものではなく、打ち揃ってとなると祈りとは違う意味が生まれます。
— あべともこ(衆議院議員・神奈川12区・立憲民主党) (@abe_tomoko) January 5, 2019
この人は参拝の理由や党内事情を教えてもらえない、もしくは自分で読み取ることもできない可哀そうな人なのだろう。
参拝は三重選挙区へのアピール
立憲民主党の伊勢神宮参拝については、保守層の掘り起こしが目的と言われている。あながち間違っていないが、それよりも「極端に左に偏った党のイメージを払しょくしようとした」と言った方が正確かもしれない。
世間では執行部による参拝と言われているが、党役員のほとんどが参加しておらず、目立つのは蓮舫副代表と芝博一議員が前に出ていることで、ここから本当の目的が見えてくる。
蓮舫副代表の隣に写る芝博一議員は昨年の12月25日に入党したばかりだが、一人区の参議院三重選挙区で自民党候補を連続して破るなど強固な地盤を持っている。また芝議員は、伊勢神宮とは関係がないが椿大神社の責任役員で、椿大神社椿会館館長を30年近く勤めている人物でもある。
今月の16日には芝議員を県連代表として立憲民主党の三重県連が設立され、無所属の会からは衆議院三重3区の岡田克也議員と2区の中川正治議員が立憲会派に合流することが決まっており、三重は立憲民主党にとって強力な拠点となる。
民進党時代は蓮舫体制下が幹事長代理を務め、代表会見の司会で記者の質問を一方的に議事録から削除するなど蓮舫との縁も深い。枝野代表の年初の定例会見も参拝の後に三重県内で行われ、この芝博一議員と蓮舫副代表を前列に座らせ三重県内のテレビや地方新聞にアピールしている。
もうこれは伊勢神宮参拝と言うよりは、三重県参りである。こういった党内事情を把握できない阿部知子議員は神奈川県連代表の座も危ういのではないだろうか。選挙区では6連敗ですべて比例復活、立憲ブームにのって昨年の衆院選で初めて選挙区当選したものの、他にも新人で自民党候補を破った議員もいる。7月の参院選では躍進しそうな女性新人候補が次々に擁立されていることだし、阿部知子議員はそろそろお役御免ということでいいんじゃないでしょうか。
関連:【辺野古】立憲民主党・阿部知子議員が機動隊に無事連行される!同行者の写真に写りこむ姿がほぼ心霊写真
関連:デタラメ!立憲民主・阿部知子議員、不信任決議案の対象者を理解しないまま賛成票を投じていた疑惑が浮上