【動画】乗松聡子「天皇が作った歌を沖縄の歌手に歌わせた!天皇による植民地主義の象徴!」琉球新報掲載

政治・社会

【動画】乗松聡子「天皇が作った歌を沖縄の歌手に歌わせた!天皇による植民地主義の象徴!」琉球新報掲載

 琉球新報10日3面に掲載されたコラムで、執筆者の乗松聡子氏が天皇陛下御在位三十年記念式典を「沖縄植民地支配の象徴」と批判している。
参考:<乗松聡子の眼> 【24】 3・1運動100年と沖縄 脱植民地阻む軍事同盟 – 琉球新報

 これは渋谷アルタ前で行われた「3・1朝鮮独立運動100周年東京集会」のリレートークで、乗松氏が行ったスピーチをまとめたものである。当時の動画を確認すると、天皇陛下が作詞、皇后陛下が曲をつけた沖縄の歌を、沖縄出身のアーティスト・三浦大知さんに歌わせたのは文化の盗用であり、天皇による沖縄植民地支配の象徴的な出来事だと批判している。(動画51分20秒から)

 以下に、式典を批判した部分を書き起こしてみたが、逆に沖縄県民を侮辱しているようにしか思えない暴論のオンパレードだ。
※書き起こしは時間と労力を要します。コピーする際は必ずリンクを貼ってください。

式典批判部分の書き起こし

その同じ日(沖縄県民投票)に、日本の他の場所で何が行われましたか。
すべての植民地主義と言うのは、植民地支配は天皇の名のもとに行われました。日本の植民地主義を語るにあたり天皇制を語らずにはいられないものです。
その同じ日、天皇在位30年と称して記念式典が行われていました。私はそこで沖縄への植民地主義が現在進行形で行われているのを見ました。天皇が作った琉球の歌、琉歌に皇后が曲をつけて、それを沖縄の人に歌わせて天皇に献上させるかのようにしていた。
これは英語で言うと"cultural appropriation"(文化の盗用)と言いますが、相手の文化を尊重することと相手の文化を自分のものにしてしまうというのは全然レベルが違うんです。
カナダは女王陛下の代理みたいな人がいますが、カナダの女王陛下代理が例えば先住民の歌を作って先住民のアーティストに歌を歌わせたりしたら、これはいくらカナダ人でも保守的な人でも非難がガンガン来ると思います。
そしてこの式典では安倍首相の声掛けによって天皇万歳三唱も行われていました。いったい日本は大日本帝国の歴史から何を学んだのでしょうか?そしてそれに対して日本のメディアは右から左まで一切何も批判しませんでした。
君が代の演奏のときには自衛隊の音楽隊が演奏していたと言われています。そういう問題だらけの式典が、沖縄が県民投票で自己決定権を表明していた、その同じ日に行われていた。私はそれを許すことができないと思いました。
カナダを含めまだ王政、立憲君主制を取ってるところはまだ多いですけれども、少なくとも自由に議論ができます。日本は民主主義国家、天皇のことがタブーになっている。タブーになっていることのある国は民主主義国家とは言えないと思っています。
もっとみんな議論していいんじゃないかと思います。私はこの朝鮮3.1の100周年、沖縄琉球併合の140周年において日本が越えるべき道はまだまだ道のりは長いなと思いますけれども、皆さんと一緒に手に手をとって、アジアの同胞と手に手をとって共に歴史を学びアジアの平和を共に作っていきたいと思います。よろしくお願いします。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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