性別確かめる問題企画の藤崎マーケット・トキ「スベった上に人を傷つけた」と謝罪、からの→スタッフのカンペ指示だったとばらす

2019年5月14日マスコミ・報道

　読売テレビの報道番組「かんさい情報ネットten．」で10日に放送された番組内コーナーで、お笑いコンビ藤崎マーケットが飲食店の常連客の性別を確かめるために体を触るなどした問題で、13日の放送冒頭でキャスターの中谷しのぶアナウンサーと解説デスクの小島康裕氏、番組責任者の報道局長・乾佐登司氏の3人が謝罪を行った。
参考：性別聞く問題企画　読売テレビ「ten.」番組内でも生謝罪　中谷アナ声震わせ　報道局長ら3人が3分間― スポニチ

　これによりコーナーは休止、テレビのレギュラーがゼロとなった藤崎マーケットのトキは、自身のツイッターで謝罪文を掲載している。が、さらりとスタッフのカンペ指示であったことをばらしている。

皆さまへ。 pic.twitter.com/ms5djEDRTY

— 藤崎マーケット・トキ (@fujisakitoki) May 13, 2019

番組の打ち切りもありえる不祥事

　藤崎マーケット・トキの謝罪文が以下、

期待に応えようと張り切った事がスベった上に人を傷つけてしまいました。
違和感には気づいておりましたのでその場でカンペに口出すか編集にも立ち会うかすべきだったと今では後悔しております。
レギュラーは無くなりますが、これからもtenをよろしくお願い致します。
拾っていただいたステキな番組です。
あと出ていただいたサブちゃんさんお好み焼きさん迷惑かけてごめんなさい。

　出演するタレントにできることの限界があるのは理解できるが、あえて「カンペに口出す」「編集に立ち会う」というタレントに責のないことを持ち出すのは違和感がある。むしろ、企画そのものに反対できなかった自分を責めるなら同情もできるのだが。

　性別を確かめられた本人が取材に同意しているとはいえ「飲食店常連客の性別が判らない」という内容の時点でアウトだろう。出演者の若一光司氏が生放送中に厳しく非難し人権問題であることに言及したのが唯一の救いかも知れないが、これ以上の番組継続は難しいのかも知れない。打ち切りも止む無しだ。

　一部では本人の同意があるから問題が無いと擁護する声もあるようだが「男か女か」というテーマで体を触ったり保険証を確認するような演出は本人だけの問題ではない。それを見てどれだけの人が不快になったり傷付いたことか。
　トキの謝罪文が事実なら、体を触ったり保険証を確認させたのは番組サイドの意向であり、関係したスタッフの厳重な処分と番組打ち切りしか道は無いだろう。

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