「誰に対しての謝罪か?」は「心のケアが」に次ぐ万能コメント
KSLブログ
高畑淳子さん、三田寛子さん、ベッキーさん、謝罪会見がワイドショーの人気コンテンツになっている。
そして、それを放送する番組内でコメンテーターが必ず言うコメント。
「誰に対しての謝罪なのでしょうか?」
「そもそも謝罪する必要があるのか?」
「マスコミ対してなぜ謝るのか?」
特に知識も実績もないコメンテーターがドヤ顔で「被害者の心のケアが・・・」と言いたがる事と似ていて、何回でも使える万能コメントだ。
「誰に対しての謝罪か?」って、そりゃファンや関係者だよ。
別にマスコミに対して謝っているのではなく、カメラの向こうにいる視聴者に謝っているだけ。勘違いも甚だしく、安いコメントで楽して儲けようというコメンテーターの新しい定番コメントなので覚えておきましょう。
ワイドショーのマッチポンプと勘違い
いつものことですが、ワイドショー番組が吊るし上げておいてコメンテーターが「なぜこれが批判されるのか」「謝罪は必要ない」と擁護するマッチポンプ方式。
ワイドショーの役割は「伝えること」であることを忘れ、番組内で問題を完結させようとする傲慢さがこのようなマッチポンプを生むのだろう。
そもそも謝罪会見をマスコミ向けだと思っていることが間違いだ。
謝罪会見をする人たちは、マスコミを通じてファン、関係者、消費者とそれぞれが迷惑をかけた対象に謝っているだけ、政治家なら有権者に謝罪。マスコミはあくまで伝える役目であって、謝罪を受ける側ではない。
また、「こういった謝罪会見はファンに向けてホームページやブログでやればいい」というアホなコメントも多くみられるが、少なくともテレビを中心とした芸能界ではコアなファンだけで人気が支えられているはずもなく、お金は払わないがテレビで視聴するだけという多数の「視聴者」に支えられている部分が大きい。
そういった意味では、コアなファン以外の一般視聴者に向けて不祥事を詫びるのは当然とも言えるだろう。
そういうことを一切考えもせず、ただひたすら安っぽい受け売りコメントで仕事をした気になっているコメンテーターは、とっとと降板してほしい。
そもそもコメンテーターなんていらないので有識者に解説させてよ。
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