全米も泣け!県道に散乱した古紙を拾い集めた女子高生に感謝状

ニュースにコメント

3つ山積みにされた、ゴミが入った半透明ゴミ収集袋のイラストです。

埼玉県鴻巣市の県道に散乱した古紙を下校中の女子高生が一人で拾い集め、鴻巣警察署から感謝状が贈られた。

ただごみを拾っただけで感謝状?
そう思った人もいるだろう。だが、この女子生徒の行動は人の心を揺さぶるようなものがあったのだ。

困っている人を助けた話、奇跡の救出劇など「良い話」は度々メディアに取り上げられる。だが、今回のように特に話題にもならないような「ゴミ拾い」がなぜヤフーニュースの閲覧ランキングトップになるほど共感を得たのか?

当然ながら女子生徒の行動が素晴らしかったからであるが、その心情を深く考え感謝状を贈った鴻巣警察署、それを取材して記事にした埼玉新聞が微妙な心の揺れを上手く読者に伝えていたからだろう。

何もしていない自分に辛くなった

埼玉新聞の記事の中に心を打たれる一文がある。

一度はそのまま通り過ぎたものの、「何もしていない自分に辛くなった」と戻って来た。

道路に古紙が散乱していては危険だとかいう思いは誰にでも起こるだろう。ただ、それは自分が片付けるべきものなのかという迷いも生じる。
ただ、彼女は自分の問題として捉えることができたのだ。
「何もしていない自分に辛くなった」
こう思える心根が美しいのだ。

バスケ部に所属している彼女は、朝の練習前には学校周辺の美化活動を行っているそうだ。おそらくこれは部の決まりか伝統なのであろう。
当たり前のことを当たり前のようにやる。人も町もあるべき姿を保つという日頃の行動が染みついている彼女にとって、県道に古紙が散乱している状況は見過ごせなかったのだろう。
また、「一度は通り過ぎた」と正直に語り「何もしていない自分に辛くなった」という思いが実に深い。

コンビニにゴミ袋を買いに行ってまで拾い集めた古紙など、普通なら道路脇に置いておくだろう。だが彼女はそれをどうやって持ち帰ろうかと思案し、警察官が駆け付けて来てくれたことに対しては安心して涙する。
実に美しい。

私のような汚れた人間は、ゴミを集めたとしても持っては帰らないし、なんなら警察に「無理!無理!早く取りに来て!危ないやんけ!」と電話で文句言っちゃいそうです。

ツイッターでヤンキー自慢とかしてるバカッター高校生は学費を3倍にして、この子の学費を大学卒業まで免除してもいいんじゃないかな?

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう