しんぶん赤旗が公職選挙法違反か、投票日に共産党候補を応援する投稿
政治・社会
9日投開票の那覇市議選において、日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」の公式ツイッターアカウントが、共産党候補を応援する投稿を行っていることが判明した。投稿時間は「2017年Jul9日 00:51」となっており投票日当日、公職選挙法で選挙運動が禁止されている期間である。
大激戦の那覇市議選(9日投票)
日本共産党の躍進を何としてもと、小池晃書記局長は7日、同市をかけめぐり
フルゲン茂治、ワク川朝渉、我如古イチロー、マエダちひろ、宮里ノボル、上原やすお、西中間ヒサエの党候補7人全員の勝利を!https://t.co/gP0N8r2DK0— しんぶん赤旗 (@akahata_PR) July 8, 2017
※ツイッターにログインしていないとアメリカ時間で表示されます
このツイート公職選挙法違反じゃないですか?
— ボギー (@kohakuquppy4) 2017年7月9日
この投稿後、すぐに話題となり、違反を指摘している方もいるが、この記事を書いている時点では削除されていない。候補者を擁立した党の機関紙であることから、組織的で重大な選挙違反と判断される可能性が高い。
通報は選挙管理委員会ではなく県警へ
まず、削除して無かった事にされぬよう、スクショを貼っておく。
選挙違反の通報先に関して誤解されている方が多いのだが、窓口は選挙管理委員会ではなく県警である。選挙管理員会としては、個別の案件に関して判断をする立場になく一般的な案内をするのみ。
過去の事例として、選挙管理委員会が直接行動して警察に通報したのは社民党から参院選に立候補した増山麗奈の『駅のホームで演説事件』がある。
参考:社民党増山れな候補が駅ホームで演説、公職選挙法違反の可能性
東京選挙区では、この事件と同時にテレンスリー・リーが応援演説の報酬を得ていたとして逮捕される事件が同時進行しており、増山麗奈の捜査は本格的には行われていないようだ。公職選挙法に関しては、違反者が全てが逮捕されることはなく「お目溢し」が多いのが実情だ。
とは言え、今回の赤旗の投稿は、党の機関紙として同党の候補を応援する目的が明確である。共産党と沖縄は選挙違反が見逃されるという通説を覆すためにも、沖縄県警には法に則った適切な対応を願いたい。
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