総務省文書問題、立証責任が小西ひろゆき議員にある証拠 動くゴールポスト「本質は高市氏ではない」という詭弁【マガジン209号】
KSLマガジン
立憲民主党の小西ひろゆき議員がぶち上げた「総務省文書」であるが、とくに新しい情報もなく高市早苗大臣の反論に対抗できず、当初の目論見からはかけ離れた現状となっている。
立憲民主党として「立証責任は高市氏にある」「本質は高市氏ではない」などと、その迷走ぶりからも見て取れるように、完全に手詰まり状態となっている。迷走とは言え、今さら立証責任を求めたり本質を総務省と官邸に移そうとしても無駄だ。
それではここで、3月2日に小西ひろゆき議員が開いた緊急会見のタイトルを見てみましょう。これ、小西議員の公式チャンネルですよね?
2023年3月2日 小西ひろゆき 記者会見 「高市早苗総務大臣(当時)が放送法の解釈を捻じ曲げた疑惑を証明する内部文書」
がっつりと高市大臣をターゲットにして「放送法の解釈を捻じ曲げた疑惑を証明する」となっているじゃないですか。これで本質は高市大臣じゃない?
高市大臣を狙ったのが失敗の元
小西議員が公開した文書には多くの疑義が生じており、総務省の調査結果を見ても作成者や経緯が不明となっているものが大半であった。一方で、キーマンである礒崎洋輔氏が総務省との意見交換は認めており、その内容については野党が追求しても不思議ではない。これをなぜか「高市早苗総務大臣(当時)が放送法の解釈を捻じ曲げた疑惑を証明する内部文書」として国会質疑の前に記者会見をぶち上げてしまったのが、現在の迷走を招いたと言って過言ではないだろう。
事実確認や調査、国会での質疑をすっ飛ばして「高市早苗総務大臣(当時)が放送法の解釈を捻じ曲げた疑惑を証明する内部文書」という決めつけをして、本質を外したのは小西議員本人ではないか。
立証責任は小西議員にある
問題の文書が行政文書と確認されたことで、これを否定するなら高市大臣側に立証責任があるという暴論が出てきている。これは行政文書の公定力を悪用したものである。行政行為に多少の違法性が認められても、それが取り消されない限り有効であるという説なのだが、これを大きく曲解して他人の権利を侵害することなど許されるわけがないのだ。
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