衆院選で際立った日本共産党の独裁!選挙で戦わず党内序列で国会議員を選ぶ非民主的体質と志位長期政権

政治・社会

日本共産党は有権者の票を無視して党内序列で国会議員を決める、戦わず当選した志位和夫の独裁体制が継続

22日に投開票が行われた衆議院総選挙で、日本共産党は公示前の21議席から12議席と大幅な議席減となった。これは誰の目から見ても大惨敗であり、通常なら党の代表が即日辞任を発表するレベルであるが、今のところ志位和夫委員長が辞任するという話は出てきていない。
委員長を始め党内序列上位の人間だけが当選すれば万々歳ということだろうか?そもそも志位和夫委員長が、今回の衆議院総選挙に出馬して、当選していたことを知らない人もいるだろう。
志位和夫委員長は比例南関東ブロックで単独の1位で出馬、小選挙区で有権者の審判を受けることなく9期目の議員となった。

日本共産党は有権者の票を無視して党内序列で国会議員を決める、戦わず当選した志位和夫の独裁体制が継続1

南関東ブロック(比例区)-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル

小選挙区で他党の候補と戦わない人間が党のトップに立ち、委員長の選任も民主的な選挙を一度も経ていない状態で、17年目の長期独裁となっている。

惜敗でも党内序列が低ければ失職

志位和夫委員長は1993年に千葉1区(定数5)で5位当選に滑り込んで以降は、すべての選挙で比例単独立候補、選挙区では全く戦うことなく9期目となった。これは日本共産党では珍しいことではなく、党内序列の高い者は小選挙区に出馬せず比例票のみで連続当選している。
小選挙区当選は前回衆院選で、沖縄1区の赤嶺政賢氏が18年ぶりの小選挙区当選、今回も赤嶺政賢氏の1議席のみ。現行の選挙制度では、沖縄以外で誰も小選挙区で当選できない状態が続いている。そういった状態で、比例の議席配分は党の幹部や序列の高い者が優先され、選挙区で戦う若手や新人は善戦しても当選できないのだ。

日本共産党の非民主的な独裁が顕著に表れたのが、比例東京ブロックだ。
東京12区に出馬した池内さおり前議員が、与党公明党の元代表である太田昭宏氏を相手に、共産党ではトップの惜敗率74%と大活躍した。しかし、党内序列の関係で比例単独1位の笠井亮氏と、20区で自民候補に完敗した宮本徹氏が当選となり池内さおり氏は落選しバッジを外すこととなった。

日本共産党は有権者の票を無視して党内序列で国会議員を決める、戦わず当選した志位和夫の独裁体制が継続

東京ブロック(比例区)-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル

与党の大物議員を相手にトップの惜敗率であった若手が落選し、党内序列が高いものは惨敗しても比例復活している。党内序列上位のものに至っては、小選挙区で戦わずして連続当選しているのだ。公職選挙法では、小選挙区と重複の候補は名簿順位を同列にして、惜敗率で当選者を決めることが認められているが、日本共産党はあくまで「党内序列順位」が優先なのだ。
これは最早、日本共産党ではなく中国共産党ではないか。

不破哲三が前面に出てくる不気味さ

問題は志位和夫委員長の独裁というよりも、前委員長の不破哲三が人事を握り未だに党をコントロールしていることかもしれない。その不破哲三が今回の選挙で急に前面へ出てきたことは何とも不気味である。
不破哲三は民青同盟の若者とこんな写真を撮って、党の公式ツイッターのバナーに貼っている場合ではないだろう。党員はもっと怒るべきだ。
日本共産党は有権者の票を無視して党内序列で国会議員を決める、戦わず当選した志位和夫の独裁体制が継続

今回は日本共産党の独裁ぶりを、池内さおり前衆議院議員の落選を例にして説明してみたが、この人はこの人で救いようのない議員であったことは付け加えておく。
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池内さおり高江で自撮り

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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