石破茂「岸田派を干せ?何ですかこの自民党は」情報源は毎日新聞の妄想記事、それを垂れ流すのが朝日新聞
東京都内で開かれたパーティーで、自民党の石破茂元幹事長が行ったスピーチが話題となっている。
新聞報道でしか私は存じませんが「今さら何だ」「扉が閉まる前に駆け込んだのか」「岸田派なんて人事で徹底的に干せ」、何ですか、この自民党は。すべて自民党の同志です。一部の人たちのために自民党はあるのではない。
出典:石破氏「『岸田派を干せ』とは何ですか、自民党は」:朝日新聞デジタル
これは朝日新聞デジタルに掲載された発言録であるが、石破氏が言う「新聞報道」とはどこなのか?
調べてみると、毎日新聞の7月26日東京朝刊で掲載された記事のことであることが判明した。
→2018自民党総裁選:岸田氏不出馬 派閥分裂回避に腐心 – 毎日新聞
しかし、読んでみると「岸田派を干せ」という部分は、どこで誰が発言したのかも記されておらず、毎日新聞の妄想である可能性が高い。
毎日・朝日・石破のフルコンボ
毎日新聞の記事によると「岸田派は干せばいい」という発言は"首相に近い議員"という信ぴょう性が疑われても仕方のない曖昧な肩書の人物によるもの。その一文の前に出てくる6月18日の安倍首相と岸田氏の会食には記者は立ち会ってないはずだが、まるでその場に記者が居たかのような書き方だ。
岸田氏は6月18日夜、東京・赤坂の日本料理店で首相と会食し、ビールと日本酒を2時間以上くみかわした。岸田氏は主戦論と慎重論に割れる派内の状況を説明し、「まだ結論は出ていない」と伝えた。
踏み込まない岸田氏について、首相は周辺に「岸田氏は正直な人だな」と漏らして苦笑した。首相に近い議員は「首相支持をすぐに表明しないのなら岸田派は干せばいい」といらだった。
出典:2018自民党総裁選:岸田氏不出馬 派閥分裂回避に腐心 – 毎日新聞
記事全体は複数社が確認している首相の動静や、実際にあった講演での発言で構成されているが、最も刺激的な「岸田派を干せ」の部分は場所も発言者も明示されていない。
このような小説仕立ての記事を読んだ石破氏は、それを確認もせず鵜呑みにし、当日のパーティーで「岸田派を干せ、何ですか、この自民党は。」と自民党への不満をぶちまけてしまったのだ。
そしてその妄言を「発言録」として垂れ流したのが朝日新聞なのである。
毎日新聞の妄想記事を書く。
石破茂が読んで吠える。
朝日新聞が垂れ流す。
フルコンボが成立したということだ。
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