石破茂と日本獣医師会顧問北村直人は自民党同期のお友達、新進党結党から復党まで同時期
いわゆる「石破4条件」は、日本獣医師政治連盟の北村直人委員長が当時の石破茂地方創生大臣に働きかけ、新たな獣医学部を作れないようにしたものであることを産経新聞が17日の朝刊から計3回連載した。
【加計学園 行政は歪められたのか(上)】新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢…(1/4ページ) – 産経ニュース
これに対し、石破茂議員は反論しているようだが、日本獣医師政治連盟の北村直人委員長は、石破茂議員と同期の元自民党の衆議院議員で、小沢一郎が主導した新進党結党に石破茂議員と共に参加し、自民党復党時期まで一致する事実からして「お友達に有利な政治」を行ったと言われても仕方がないだろう。
産経新聞の記事では北村直人委員長の経歴が割愛されていたようなので、時系列で石破茂議員との関係性をまとめてみた。
石破茂と北村直人は腹心の友
石破茂議員と北村直人委員長の政治遍歴は、ウィキペディアなどにも掲載されているが、時系列で並べると驚くほど一致する部分が多い。
参考:石破茂 – Wikipedia
参考:北村直人 – Wikipedia
1986年、初当選
第38回衆議院議員総選挙
石破茂 自由民主党公認で鳥取県全県区から初出馬、初当選
北村直人 自由民主党公認で旧北海道5区から初出馬、初当選
※党内から安倍政権を批判する村上誠一郎議員も同期
1993年、離党、新進党結党に参加
石破茂 細川連立政権が推進した政治改革関連4法案をめぐり、野党自民党の方針に反して賛成し役職停止処分、自民党を離党→改革の会等を経て新進党結党に参加
北村直人 北海道開発政務次官を辞任、宮澤内閣に対し提出された内閣不信任決議案に与党議員ながら賛成票を投じ自民党を離党→新生党を経て新進党結党に参加
1997年、自民党に復党
石破茂 小沢一郎代表の安全保障政策に失望し1996年新進党を離党、1997年3月に自民党に復党
北村直人 加藤紘一自由民主党幹事長の誘いを受ける形で新進党を離党し、1997年5月に自民党に復党
北村直人は2005年9月の衆議院議員総選挙で民主党候補に敗れ政界引退。2005年と言えば、3月に文部科学省が新たな獣医学部新設の申請すら認めない事を告示している。
参考:大学、短期大学、高等専門学校等の設置の際の入学定員の取扱い等に係る基準:文部科学省
参考:(平成15年3月31日 文部科学省告示第45号)第1条第2号の解釈について
北村直人氏が政界を去る直前に「獣医学部新設は申請すら認めない」と文科省が告示を出しているのに、今治市と加計学園が獣医学部の新設を計画したことに対し、猛反発をして石破茂議員に働きかけを行ったとしても何ら不思議な事ではない。
衆議院議員デビューから、自民党離党、新進党結党参加、自民党復党の時期まで同じ、これは野党やマスコミに言わせると「お友達」、安倍さんに言わせれば「腹心の友」だろう。
石破茂のお友達元衆議院議員が日本獣医師連盟委員長を務め、当時の地方再生担当大臣だった石破茂が獣医学部の新設が困難となる「石破4条件」を作成。これは野党やマスコミが徹底的に追及せねばならない事ではないだろうか?
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