読売主筆・ナベツネ死去はデマだった!ジャーナリスト田中稔は投稿を削除、菅野完「全く恥ずかしくない」
読売新聞グループ本社の渡辺恒雄主筆が死去したという情報が17日以降ネット上で飛び交っていたが、巨人の山口寿一オーナーがこれを否定しデマであったことが判明した。
山口オーナーが振り返るのは、16日のこと。渡辺主筆の容体に関する「デマが流れた」と言う。「亡くなったということもあり得ないし、危篤でさえない。事実とまったく違う方向の情報が流れた」
参考:渡辺主筆は「退院の準備」 巨人オーナー、容体デマ否定:朝日新聞デジタル
ネット上で噂が流れた際は、ジャーナリストの田中稔氏のツイートがソースとなっていたが現在は削除され、お詫びも訂正もない。
菅野完のメルマガに責任は?
田中氏が17日にツイートした内容は削除されたが、現在もWEBアーカイブとして保存されている。
ジャーナリスト 田中稔 @minorucchu
昨晩、渡辺恒雄氏が亡くなったとみられる。読売は安倍総理の帰国まで公表したくないようでなかなか認めないが、各社、予定稿準備しているとの情報。
2018-11-17 09:35:30
このツイートが匿名掲示板5ちゃんねるに転載され、まとめサイトなどがこれを拡散していたが、そもそも訃報に際しては遺族の発表や意向を尊重しなければ、通夜や葬儀の手配中に取材が殺到したり、静かに死を悼むことを阻害する可能性がある。これを政権批判の材料にしている時点でジャーナリストとして大きな問題がある。これがデマであることが判明しても、削除したまま謝罪も訂正もしないことも同様に、ジャーナリストとしての姿勢に疑問を感じざるを得ない。
一方で、この田中稔氏のツイートの前夜に著述家の菅野完氏がメルマガで流したのが発端として、同氏を責めるようなSNS投稿も多く見られる。しかし、巨人の山口オーナーの証言から推測すると、菅野氏が発信した際には既にマスコミ関係者の間で噂が流れていたように思える。また、菅野氏は不特定多数に流す内容ではないとしてメルマガ読者に限定していることや、裏どりができていない情報であることもツイッターで言及している。批判に対しては「うん。全く恥ずかしくないね。手続き論的に瑕疵のないことをしてるわけで。」と反論している。
https://twitter.com/officeSugano/status/1067753362341322752
今回の件は、発信者の意図に反した二次的拡散から生じた問題も大きいようだ。当サイトとしても他山の石として、今後の発信内容には留意していきたい。