中国「防衛大綱は中国の脅威を煽る」→長島昭久議員が反論「中国の軍拡路線が日本の警戒感を煽っている」
未来日本(会派)の長島昭久議員は19日、社会学者の木下ちがや氏からツイッターで「負のスパイラルを止めるのが政治と外交の仕事」と中国の軍拡と日本の新しい防衛大綱を同列視するような引用RTを受けたことに「因果関係がまるで逆」と反論した。
木下「日本の軍拡が中国の警戒感を煽り、中国の軍拡が日本の警戒感を煽るという負のスパイラルを止めるのが、政治と外交の仕事です。」
長島「果関係が、まるで逆なのでは。専守防衛で攻撃兵器も保有せず中途半端な自衛権しか行使できない日本が、どうやって域内では米国と肩を並べるような軍事力を誇示し、尖閣領海に侵犯を繰り返し、南シナ海に人口の軍事要塞諸島を拡大する中国の警戒感を煽るのでしょうか?」
因果関係が、まるで逆なのでは。専守防衛で攻撃兵器も保有せず中途半端な自衛権しか行使できない日本が、どうやって域内では米国と肩を並べるような軍事力を誇示し、尖閣領海に侵犯を繰り返し、南シナ海に人口の軍事要塞諸島を拡大する中国の警戒感を煽るのでしょうか? https://t.co/IXSZxmxWCV
— 長島昭久🇯🇵🇺🇦東京30区(府中、多摩、稲城市) (@nagashima21) December 19, 2018
両氏のやりとりと経緯
事の発端は、中国が「「防衛大綱は中国の脅威をあおっている」と日本政府に抗議したというNHKニュースを長島議員が引用し「私には、中国の軍拡路線が日本の警戒感を煽っていると映りますが。」とツイートしたことのようだ。
私には、中国の軍拡路線が日本の警戒感を煽っていると映りますが。 https://t.co/hjwcXXGcc5
— 長島昭久🇯🇵🇺🇦東京30区(府中、多摩、稲城市) (@nagashima21) December 18, 2018
これに対して木下ちがや氏は「日本の軍拡が中国の警戒感を煽り、中国の軍拡が日本の警戒感を煽るという負のスパイラル」と長島議員宛に公式引用RTを行う。
日本の軍拡が中国の警戒感を煽り、中国の軍拡が日本の警戒感を煽るという負のスパイラルを止めるのが、政治と外交の仕事です。 https://t.co/rIuhWvOj5M
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) December 19, 2018
長島議員は「日本の軍拡」が先にあって「中国の軍拡」が始まったような書き方に「因果関係が逆」と、中国の領海侵犯など具体例を挙げ反論をする。
因果関係が、まるで逆なのでは。専守防衛で攻撃兵器も保有せず中途半端な自衛権しか行使できない日本が、どうやって域内では米国と肩を並べるような軍事力を誇示し、尖閣領海に侵犯を繰り返し、南シナ海に人口の軍事要塞諸島を拡大する中国の警戒感を煽るのでしょうか? https://t.co/IXSZxmxWCV
— 長島昭久🇯🇵🇺🇦東京30区(府中、多摩、稲城市) (@nagashima21) December 19, 2018
これに対して木下氏は「まるで逆」であったことを認めるが、台湾のひまわり学生運動、香港反政府デモ、韓国のろうそく革命を例に挙げ「対抗的民主主義のパワー」で中国の軍拡に対抗するという意味不明な夢を語りだしている。
「まるで逆」であったとしても、負のスパイラルなわけですから、それを止めるのが政治と外交の仕事です。とにかくこれ以上東アジアの軍拡競争に巻き込まれたら、日本経済は破綻します。 https://t.co/xKqvBDHImL
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) December 19, 2018
長島さん、中国の軍事的経済的膨張に対抗するためには、台湾のひまわり、香港の雨傘、韓国のろうそく革命のような対抗的民主主義のパワーに、日本が連なるべきだとは思いませんか。そこからアジア諸国との関係をどうしていくのか、日米同盟をどうしていくのかを考えていく。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2018年12月19日
そもそも、中国の軍拡を止めることにとらわれて有事の際の国土防衛がすっ飛んでいる。中国の軍拡がアメリカを意識したものであっても、日本は高みの見物をできるような位置ではない。また、日本とは反対側で中国に隣接する国や民族がどんな目に遭っているかを直視するべきだろう。
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