和田政宗議員「NHK理事の収入は2年で1億円近い」赤字でも理事定員は最大、任期満了後の再任も可能

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和田政宗議員「NHK理事の収入は2年で1億円近い」赤字でも理事定員は最大、任期満了後の再任も可能

和田政宗議員公式ブログより

 自民党の和田政宗参院議員は30日、党総務部会に出席しNHKの来年度予算が赤字見込みであるのに、職員が理事に選任された場合に2年間で1億円近い報酬を支払っていることをNHKに質問した。理事らは2年で1億円近い報酬を得た後も、NHKの子会社などの役員として渡り歩き相当な収入があるという。

 この指摘に対してNHKは20年以上も前の報酬と比較して「減っている」と苦しい弁明をしたそうだ。

この点について指摘したところ「平成8年に比べて役員報酬は20%以上減っている」とNHKは説明しましたが、平成8年はサラリーマンの平均年収がピークを迎える前年で、これと比較すること自体、恣意的な数字であり、NHK職員出身者の理事報酬について何も考えていないということ。
出典:NHK予算は赤字なのに理事は高額報酬 | 参議院議員 和田政宗オフィシャルブログ

理事の数は最大で任期後に再任も

 現在のNHK理事ら12人の顔触れは以下のリンク先で確認できる。
参照:NHK INFORMATION「会長・副会長・理事」

 日本放送協会定款では、役員について以下のように規定されている。

 (役員)
第35条 本協会に、役員として、経営委員会の委員のほか、会長1人、副会長1人及び理事7人以上10人以内を置く。
2 前項の理事のうち、会長の指名する若干人を専務理事とする。
出典:日 本 放 送 協 会 定 款 – NHK(PDF)

 定款では会長と副会長を含め9人から12人の定員となっているが、最大定員の12人が理事になっている。専務理事は会長が若干人を専務理事に指名することになっているが、3名のうち1名は理事の任期(2年)を満了後に専務理事として再任されている。定款の第39条で再任は認められているようだが、高額報酬である理事の再任は公共放送として如何なものだろうか?

 国民から半強制的に受信料を集め、民間放送局ではありえないふんだんな予算を使うNHKが、赤字予算でも理事らの報酬とポストを堅持しているのはどう考えてもおかしな話だ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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