台湾・蔡英文総統が日本語でツイート「必要があれば世界に向けて明言、中国に誤解させてはいけません」
台湾の蔡英文総統が日本語で連続ツイートを行い話題となっている。
蔡総統は2日の午後4時ころ、産経新聞のインタビュー記事を引用しながら、TPPへの参加や中国からのサイバー攻撃について4回に渡り投稿している。
台湾の対外貿易の質と量、それに経済的実力のいずれを見ても、台湾がCPTPPに参加することは他の参加国のメリットになります。産経新聞によるインタビューの中でも、私は台湾のTPP参加に強い意欲を示しました。 pic.twitter.com/BBGTrUBn8X
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2019年3月2日
台湾は中国が太平洋へ出入りする要衝であり、ハイテク産業の生産拠点が集まる場所です。台湾が存在しなくなったり、民主主義や自由を失うことがあれば、世界の産業がダメージを受けます。ですから私は産経新聞に対し、国際社会はもっと台湾の存在を重視すべきだと訴えました。 pic.twitter.com/vMQAQtDF64
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2019年3月2日
私は産経新聞の取材に対し、「一国二制度」は両岸問題を解決する処方箋にはならないと述べました。我々が中国を挑発しませんが、必要があれば世界に向けて明言します。「一国二制度」を拒否し、民主的な生活を守ることは私たちにとって譲れない一線です。中国に誤解をさせてはいけません。 pic.twitter.com/DZYHIw9YGS
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2019年3月2日
本日の産経新聞で、私は他国と協力して台湾の民主主義を守る決意を示しました。台湾は近年、「特定の国」からの世論操作や偽情報攻撃を頻繁に受けていますが、どの国も次の攻撃対象になり得るのです。台湾は、日本とこの問題について話し合えるよう願っています。https://t.co/zBmUDKT9DO pic.twitter.com/JhxEo2g7Nt
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2019年3月2日
大阪地震で日本語のお見舞い
蔡総統が日本語でツイートするのはこれが初めてではない。
2018年2月に台湾東部で発生した地震に際し、安倍首相が「台湾加油」と直筆メッセージを添付したツイートを行ったことに対し、蔡総統は「まさかの時の友は真の友」と返信している。
安倍首相からのお見舞いは、まさかの時の友は真の友、まさにその通りです。このような困難な時の人道救助は正に台日双方の友情と価値観を体現するものだと思います。本日、日本から7名の専門家が人命探査装置を持って訪台して頂きました。これにより、更に多くの被災者の救出に繋がることを望みます。 https://t.co/4OU3VYjYht
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) February 8, 2018
また、同年6月に発生した大阪地震に際しては、蔡総統から日本語でのお見舞いのメッセージが安倍首相のアカウントに送られている。
日本の近畿地方で発生した地震で被害に遭われた日本国民の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
また、被害に遭われた方々の速やかな回復と被災地の早期復旧を心からお祈り申し上げます。
台湾は震災後の動向に注目していくとともに、日本に対して出来る限り必要な支援を行う用意をしています。 https://t.co/60Iz632TaN— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) June 18, 2018
対中国共産党というテーマだけではなく、こうした人と人の信頼関係が両国にはあるのだ。
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