野党に特大ブーメラン!忖度で注目された下関北九州道路、野党議員が推進を要求していた!本人は開き直り
塚田国交副大臣の「忖度」発言で注目された下関北九州道路について、国民民主党の城井崇(きいたかし)衆院議員が政府に対し早期実現を求める質問主意書を提出していたことが判明した。
質問主意書は塚田国交副大臣が忖度発言をする5日前の3月27日に提出され、内閣からは5日に答弁書が示されている。あれだけ「利益誘導」と騒いでおいて、直前に野党議員が「必要な道路」として早期実現を求めていたとは、これをどう説明するのだろうか。
この事実が報じられた城井崇議員は、開き直りともとれる内容のツイートをリツイートしている。
開き直る野党議員
城井議員は、質問主意書を27日の時点でホームページにアップしていたようだ。
下関北九州道路について質問主意書を提出しました。福岡県の調査状況も聞こえてきましたが、国に積極的に関わって、と促しています。https://t.co/ijg763rNyP pic.twitter.com/bXloFzEbRt
— きいたかし(城井崇) (@kiitakashi) March 28, 2019
下関北九州道路の質問主意書、図らずも取り上げていただいています。平成31年度予算への北九州市の要望項目を踏まえて地元自治体の要望に対する政府の姿勢を質したのが今回の質問主意書を出した趣旨です。https://t.co/5KMBV5Zm2E
質問主意書の具体的内容は以下。https://t.co/ijg763rNyP
— きいたかし(城井崇) (@kiitakashi) April 5, 2019
要請については認めた城井議員だが、このツイートの後にこんなツイートをリツイートしている。
「選出国会議員が地域の声を推進要求するのは当たり前」
https://twitter.com/izki_toyama/status/1114100795031441408
自分たちはやるが与党がやると「利益誘導」なのか?
必要性を訴える内容
マスコミは下関北九州道路が不必要であるかのような報道をしているが、城井議員は以下のように道路の必要性を訴えている。
下関北九州道路は、北九州市と下関市の都心部を直結することで関門地域の一体的発展を支えるとともに、本州と九州を結ぶ大動脈である、関門国道トンネル、関門橋の老朽化への対応や代替機能を確保する、西日本地域の広域道路ネットワークを支える極めて重要な道路と北九州市では位置付けられている。これは、国の「経済財政運営と改革の基本方針」に盛り込まれた、ネットワークの代替性の実現に資するものでもある。
下関北九州道路の早期実現は、地方だけの取り組みでは限界があり、国の高度な技術力や知見による支援、財政支援など、国としても必要な取り組み実施を加速すべきである。
これに対して内閣の答弁は以下、
関門海峡を連絡する道路は、関門トンネルと関門橋であるが、関門トンネルを含む一般国道二号や一般国道三号については、慢性的な渋滞が発生しており、また、平成三十年七月豪雨において、関門橋から続く九州側の高速道路が通行止めとなり、本州と九州の間の広域的な交通に支障が生じたところである。
このような事情を踏まえ、御指摘の「下関北九州道路」の早期実現に向け、山口県、福岡県、下関市、北九州市等によって、そのルートや構造、整備手法等について調査が実施されており、平成三十一年三月には第四回の「下関北九州道路調査検討会」が開催され、調査結果が取りまとめられたと承知している。
誰がどう見ても必要な道路であり、昨年7月の豪雨災害で本州と九州の交通に支障が生じたことへの対策の意味も強い。マスコミは本当に取材をしているのだろうか?
繰り返しになるが、野党の要請は良くて与党の要請は「利益誘導」だという理屈を説明してもらいたい。また、野党の面々は城井議員の要請の事実を知っていながら、ここ数日の間、忖度がどうのこうのと騒いでいたのかも説明する義務があるだろう。
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