虎ノ門ニュースにテロ予告？ツイッター「観覧テロ起こすぞ！」番組は警察当局への通報を含め断固たる対処

2019年4月18日政治・社会

　DHCテレビがライブ配信する「真相深入り！虎ノ門ニュース」に対し「観覧テロ起こすぞ！」という書き込みがツイッターで見つかり、18日の放送で番組側は「警察当局等に通報を含め断固たる対処を行う」と書き込みに抗議した。
動画開始18分38秒から
https://youtu.be/4GD9ut5Hzgg?t=1118

　これに対し「冗談だ」と投稿者を擁護する声も散見されるが、威力業務妨害が成立する可能性が高く冗談では済まされないのが現実だ。

青山繁晴氏の発言を巡る論争が発端か？

　問題の書き込みは、ツイッターアカウント「青山繁晴を優しい保守にする会(@aoyama_shige)」から発信され、内容は「落選通知10個集めたらら1回無料招待！とかならないんですかね。おいシゲ！！ただ講演に行きたいだけなのに、それを拒むとは！あんまりいじめるとその内カルロスさんのお面被って虎ノ門ニュース観覧テロ起こすぞ！」と書かれていた。

　現在は投稿が削除され、以下のような投稿がなされている。
https://twitter.com/aoyama_shige/status/1118100702675345409

　現在は自民党参院議員である青山繁晴氏の過去の発言に関しては、信ぴょう性などを疑問視する声が以前からあり、問題の投稿で出てくる「カルロス」とは青山氏の発言を検証し批判を続けていたアカウントを指している。（凍結済アカウント）
　青山氏の過去の発言については、同番組にも出演する保守系の人気ユーチューバーのKAZUYA氏が動画で言及したことから、ネット上で賛否を問う議論が活発になっていた。こういった流れの中で、以前から青山氏に批判的だったアカウントが調子に乗り過ぎたのだろう。

冗談では済まされない犯罪

　ネットでは「冗談だ」「カルロスのお面を被って観覧するだけ」と投稿者を擁護する向きもあるが、これは全く通じない。なぜなら、番組側が「カルロス」の意味を知る由もなく、実際に18日の放送内でも有本香氏は「カルロスってなんなんですかね」と発言している。

　こうなると、番組側に伝わるのは以下の2点、
・青山氏の講演会抽選に連続して落ちたことを逆恨みしている
・「観覧テロを起こすぞ」と言う予告もしくは脅迫

　投稿者のことを知っている人物からすれば「冗談」かもしれないが、番組側としては他の観覧者にも危害を加える恐れのある「観覧テロ」の予告であり、「冗談だろう」で見過ごすわけにはいかないのだ。これによって番組側が警戒し対応を迫られた時点で「威力業務妨害」が成立するとも考えられる。

　常識的に考えて、対象が特定されるような投稿内で「テロを起こす」という言葉を使ったら完全にアウトだろう。ややこしいことになる前に自ら出頭して事情を説明するのが得策なのかもしれない。

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