下地幹郎「平成天皇、平和外交もしていただきたい」→足立康史「これは深刻な問題、削除するべきです」
日本維新の会の下地幹郎衆院議員は1日、上皇陛下を「平成天皇」と称し「慰霊の旅とともに、平和外交もしていただきたい」とツイッターに投稿した。大正天皇・昭和天皇という呼称は、崩御後の諡(おくりな)であり、生前譲位した上皇陛下に平成天皇の呼称は使わないものとされている。
さらに、新しく即位された天皇陛下に対し、政治的なものではないとしながらも「平和外交」を求める記述もあり、天皇の政治利用につながるという指摘も受けている。
※削除済
同僚議員から指摘→削除と謝罪
下地氏の投稿に対しては多くの批判が寄せられ、同僚議員である足立康史議員からも「これは、深刻な問題が多いので、削除するべきです。」と指摘を受けている。
これは、深刻な問題が多いので、削除するべきです。
— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) May 2, 2019
2日に夕方になって下地氏は件の投稿を削除、謝罪の投稿を行っている。
たくさんのご指摘、ありがとうございました。不快な思いをさせてしまった皆様には、お詫びして訂正致します。以後このようなことのないよう、表記をしっかりと確認の上、ツイート致します。
— 下地ミキオ (@mikioshimoji) May 2, 2019
昨日のツイートのなかで、上皇陛下への表記を誤って投稿し、不快な思いをさせてしまったことをここにお詫び申し上げます。
今後は、二度とこのようなことのないよう、しっかりと表記を確認して投稿致します。
ご指摘いただいた皆さま、本当にありがとうございました。— 下地ミキオ (@mikioshimoji) May 2, 2019
しかし、謝罪を行ったのは上皇陛下に対する呼称の誤りのみで、外交を求めた部分には言及されていない。足立議員が指摘した「深刻な問題」とは、政治的でないとしながらも「平和外交をしていただきたい」「安倍総理にも河野外務大臣にもなし得ない外交がある」とした部分だろう。
削除したとはいえ丁寧な説明と謝罪がなければ、今後も投稿を問題視する声は止まない。
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