佐藤浩市の難病揶揄発言に百田尚樹「三流役者がえらそうに!」→石平太郎「三流以下、格好が悪くて最低、役者としての基本が出来ていない」
俳優の佐藤浩市氏のインタビュー記事が波紋を呼んでいる。
映画『空母いぶき』で首相を演じた佐藤浩市氏は、ビックコミックのインタビューで首相の難病「潰瘍性大腸炎」を揶揄するような発言をし、その役者としての姿勢を批判される結果となっている。
「最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね」「彼(首相)はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです。だからトイレのシーンでは個室から出てきます」
「彼(首相)はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです。だからトイレのシーンでは個室から出てきます」
・・・・・どっちらけである
次は原発の事故現場に乗り込むカッコいい首相を演じてくださいね— 大波コナミ_bot (@moja_cos) May 11, 2019
作家の百田尚樹氏はこの役者としての姿勢に「三流役者がえらそうに!」と、強い不快感を示した。
三流役者が、えらそうに!!
何がぼくらの世代では、だ。
人殺しの役も、変態の役も、見事に演じるのが役者だろうが! https://t.co/UReRTd6KNe— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) May 12, 2019
評論家の石平太郎氏はさらに厳しく「三流以下」と切り捨てている。
やりたくない役を即座に蹴ってしまうのは一流役者の格好よさ。どんな役でも引き受けた以上はきちんとやるのは役者としての基本。佐藤さんの場合、やりたくない役を自ら引き受けながらそれを馬鹿するのは三流以下、格好が悪くて最低、役者としての基本が出来ていないのだ。
https://t.co/LKr4rD6n9z— 石平太郎 (@liyonyon) 2019年5月12日
繰り返される難病への無理解発言
一部では佐藤浩市氏の発言に「安倍首相を名指ししていない」などと擁護する声もあるが、では安倍首相以外の難病患者や同様の症状がみられる神経性の腸炎で苦しむ人たちの気持ちはどうなるのだろうか。
この病気を誤解している人が多いのだが、佐藤浩市氏の揶揄した「ストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまう」というのは誤った認識である。まるで精神的な弱さでお腹を下すかのように思われているが、精神面の強さ弱さに関係なく発作のように激痛が襲ってくることもあれば、精神的には許容範囲のストレスでも腸などの内臓が過敏に反応して痛みが出ることもある。けして精神面が弱いことが原因なのではなく内臓の問題なのだ。その痛みも想像を絶するもので、病名は控えるが筆者も同様の症状を発症し激痛の末に気を失ったことが何度もある。
こういった病気揶揄は野党関係者が政権批判のために頻繁に行い、ある野党予定候補者も首相の経済政策に「お腹壊すのは国民」などとSNSに投稿していたため記事で批判したが、それに対し「ネトウヨ」「(党の)専従がいるのかしら」と誹謗中傷とデマを流されたことがある。当時の県連代表事務所関係者に抗議をしたが、党関係者の聞き取りに本人は「そんな人知らない」ととぼけて逃げている。
これが野党関係者の人権意識であり、今回も首相を批判したヒーローとして佐藤浩市氏を擁護するのだろう。人の病気を揶揄する奴らがまともな政治なんてできるわけがない。
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