NHKが北朝鮮帰国事業の特番を放送→朝鮮総連がNHKに抗議「このような謀略報道番組を制作、放送してはならない」→NHKは予定通り再放送
NHKが5月25日のETV特集で北朝鮮 “帰国事業” 60年後の証言」というタイトルで、帰国事業で北朝鮮に渡った人の生死や消息が不明であることなどを放送したことに対し、朝鮮総連がNHK本局を訪れ抗議していたことが判明した。
朝鮮総連の代表者が、5月28日に東京のNHK本局を訪れ、在日朝鮮人の帰国事業を扱った番組を「虚偽とねつ造宣伝だ」と抗議していたことが分かった。朝鮮総連の機関紙「朝鮮新報」が5月31日付のウェブ版(朝鮮語)で報じた。(石丸次郎)
出典:朝鮮総連がNHKに抗議 北朝鮮帰国事業の番組は「虚偽とねつ造宣伝」 | アジアプレス・ネットワーク
朝鮮総連側は、帰国事業を進めた金日成政権と朝鮮総連による虚偽の宣伝に騙されたという元帰国者や日本人妻の証言を「虚偽とねつ造宣伝」として抗議したようだが、具体的にどこが捏造なのかは指摘していないという。
抗議されても再放送したNHK
朝鮮総連は謝罪と訂正を求め「このような謀略報道番組を制作、放送してはならない」と抗議したそうだが、NHKでは抗議の翌日深夜に再放送している。NHKの番組紹介ページには再放送のスケジュールが見えなくなっているがソースを調べると以下のような記述がある。
番組紹介ページのソース
参考:NHKドキュメンタリー – ETV特集「北朝鮮 “帰国事業” 60年後の証言」
これは「data-end="201905300100″」を指定し、放送終了後の5月30日午前1時にブラウザ上では非表示になる設定だ。過去の番組表を確認すると実際に放送されていることが確認でき、特に隠蔽のための設定ではないようだ。(読み込みの遅いブラウザでは一瞬表示されてしまう)
番組表|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
みなさまのNHKとしては、今後も繰り返し再放送してやればいいと思うが、抗議があったことを公表し「突っぱねてやりました」と国民に周知するところまでやって欲しいものだ。
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