報酬払って記事をパクらせるNAVERまとめの手口

インターネット

ツイッターをする男性

「NAVERまとめ」作成者に記事をパクられた。

人様の記事を切り貼りしてアクセス数を稼ぎ、LINE株式会社から報酬を受け取るという仕組みなのですが、以前から著作権の問題で評判が悪く、ネットで記事を書く者の天敵のような存在となっている。
人様の記事をパクっておいて、引用元は「ほぼ見えない」仕様になっており、まとめが一万件のアクセスを稼いでも引用元へ還元されるのは一桁程度のPVで、記事を切り貼りされた我々には一切のメリットはない。

作成者への直接の連絡方法がわからないので、ツイッターで不満をツイートしたら意外な対応で逃げられ、その悪質な手口に怒りを覚えたので公開しておく。
記事を書いてる人は気を付けましょう。
というより、気を付けようもない手口なのですが・・・

パクられた記事とその手口

すべてのNAVERまとめが悪質というわけではないが、所詮はコピペパクリサービスなのでどれも大差はない。
私がパクられたのは以下の記事。

私自身が選挙管理委員会、警視庁、社民党に取材を行い書いたものです。
これを「Cocochan」というアカウントが記事を切り貼りし、他のツイートを付け加えただけで公開しアクセスを稼いでいたのを発見。
※現在は内容がガラリと改変されている。

この「NAVERまとめ」に私の記事が部分的に切り取られ画像化され貼られていた。出典元の明示も「明示」と言えない表示だった。ネタ元となったであろう私の記事URL付ツイートは意図的にまとめから外され、取材途中の経過のみ掲載されていた。
抗議すると私の記事画像と私のツイートはすべて削除された。
普通ならこれで良かったと一件落着なのですが、これが落とし穴!

仕組みはこうです。
1)まず記事や画像を盗用しまとめを作成。

2)NAVERまとめは知名度とプラットフォームのアクセス数があるため一気に拡散されSNSでシェアされる

3)ある程度の被リンクが稼げたら盗用部分を削除

4)盗用部分を削除しても、すでに稼いだ被リンクは残っているのでどんどんPVは上がり報酬も上がる

以上がその手口と仕組みです。
常識的な判断として、盗用が指摘されたら報酬の対象外なのですが、NAVERまとめが対応したという話は聞いたことがありません。
NAVERまとめは、引用元のリンクを薄いグレーで設定しており、読者がその引用元リンクを踏むことは皆無となっている。
類似サービスではTogetterというツイートまとめサービスがあるが、こちらに引用された場合は、同じアクセス数でもNAVERまとめの数十倍は還元される。
これはNAVERまとめが意図的に出典元を隠している結果だと言わざるを得ない。

なにも著作権をガチガチに守れとは言わないし、有用な記事を書くためには多少は他から拝借することもあるだろう。
だが、その際に相手からPVを奪うような行為をしてはいけない。相手にもPVを還元しない引用は「盗用」と判断されるからだ。

結局、NAVERまとめは、盗用により稼いだ広告費をLINE株式会社と作成者で山分けしてるってことだ。
これって、報酬払って一般ユーザーに記事をパクらせてると思われても仕方ないのでは?

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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Posted by ksl-live!