【北朝鮮による拉致問題】NHKが果たす役割と効果、テレビ放送後に関心高まり署名増加

政治・社会



 9月14日、岡山駅西口デッキにて岡山采希会と有志が北朝鮮による拉致被害者・特定失踪者の早期帰国を求める署名活動と街宣を行った。3連休の初日ということもあり、岡山駅は多くの人で賑わい署名もいつもより多く集まった。

 署名に協力してくれた方からは「テレビで見た」という声があり、調べてみると9月11日にNHK『視点・論点』に拉致被害者である蓮池薫さんが出演、13日の『ニュースウオッチ9』でも拉致問題が取り上げられたようだ。これこそNHKが果たすべき役割であり、要請されなくとも日常から放送をすれば国民の意識はもっと拉致問題に向き合っていたはずだ。

テレビの影響と拉致担当大臣の役割り

 拉致問題への関心は年々低下する傾向にあったが、NHKが放送したことで自ら署名台に向かう方が多く啓発ビラは最後の1枚まで配りきった。自民党総裁選や立憲民主党代表選で、一部の候補者が拉致問題を課題に挙げていることも多少なりとも影響しているのだろう。


 テレビで拉致問題に接することで署名が多く集まったほか、同時に行ったアンケート(署名をしなかった方も参加可能)では、拉致問題を知らないと答えた方はゼロだった。特定失踪者に関しては2名の方が知らないと答えたが、拉致問題、特定失踪者ともにこれだけ「はい(知っている)」に回答が偏ることはこれまで無かったという。


 テレビの影響の強さを十分に実感できる結果であったが、国会でも北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会が開催できない時期があるなど、反省し取り組めることがあるはずだ。これは拉致問題担当大臣を多忙を極める官房長官が兼任してることが主な原因であるが、新内閣では拉致担当大臣を専任とし、委員会で活発な議論を行いテレビで報じられるような情報発信を行うべきだろう。

 自民党総裁選も立憲民主党代表選も、まだまだ拉致問題に対する言及が少ないという指摘もSNSでは見られる。もう残された時間は少ないと政治家は口を揃えるが、高齢のため亡くなる拉致被害者家族も少なくない。この選挙で選ばれる自民党総裁と立憲民主党代表は、これまでとは違う重要な決断ができる人物であることを強く望む。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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Posted by ksl-live!