れいわ新選組が地方選5連敗!激戦の松山市議選で各党明暗、日本保守党の当確誤報はなぜ起こったか?【KSLチャンネル】



 れいわ新選組が地方選5連敗、日本保守党は当確の誤報です。

 26日投開票の地方選では、激戦の松山市議選でれいわ新選組が秘書給与詐取疑惑の煽りを受けたか下位落選し5連敗、にかほ市議選では日本保守党候補の当確情報が流れるも、結果はまさかの最下位落選です。
 にかほ市議選に関しては、全国的に見ても地域的な特殊事情があって誤情報が流れたようですが、これは選挙をウォッチするにあたって重要な要素でもあるので後半で解説します。

 まず松山市議選ですが定数41に対して55人が立候補する大激戦となりましたが、れいわ新選組に落選は予想通りでしたが参政党と国民民主党が二人を立てる挑戦で明暗が分かれています。
 これは戦前から予想していたんですが、参政党は若いしのとうあい候補がこれまでの党の流れと同じで上位でぶっちぎり、元県議のあさぬま和子候補が地元での政治活動歴から独自の地盤培養をして当落ラインに滑り込みました。複数擁立の第一弾としては手堅い戦略だったと思います。
 一方の国民民主党は、1名が最下位当選で1名が次点という絵に描いたような戦略ミスです。同じ党で2161票と2122票の僅差で当落を分けるというのは、票割りも行えないまま新人を何も考えず立てたということでしょう。
 通常は現職や以前から地盤を持つ候補と、党の勢いで無党派層に食い込める新人というのが理想だと思うわけですが、二人で同じ畑を耕して綺麗に二分したという印象です。

ピンクカルトがまた敗北


 問題のれいわ新選組ですが、これだけ党の評判が落ちているのにピンクカルト丸出しの陣営で、選挙カーでの候補者名連呼行為に気味の悪いリズムを付けるなど、見た瞬間に「これはダメだ」とわかります。こんなもの誰が見てもバニラ求人みたいなもんで「議員バイトは高収入」としか聞こえません。


 れいわの色を隠せとまでは言いませんが、疑惑に対する幹部の対応の悪さでボランティアにも不信感が広がる中で、残った身内でキャッキャとやってる様を見て無党派層が票を入れてくれるわけがありません。

 ちなみにこの松山市議選では日本保守党も候補を立てましたが、百田さんや有本さんら知名度ある方の応援だけでなく、SNSを見る限り本人が足を使う地上戦を徹底していたようなので、ネットのムードとはまた違う地元に根差した活動で、3000票以上の高得票で当選しています。

 れいわに関しては今後の公認子補予定者もほとんど決まっておらず、来年春の統一地方選までに党が存在するかも危うい状況です。党公認であるメリットもなくデメリットしかない現状で、党幹部は保身に走って立て直しの方向性すら示せない状況で、誰がリスクを負ってまで選挙に出ようと思うのでしょうか。

同盟候補が乱立する市議選

 さて今日の本題の、にかほ市議選ですが日本保守党の現職候補が前回から票を半分以下に落とし、定数16に17候補で唯一の落選者になるという衝撃の結果ですが、このひとが日本保守党に入党してなぜここまで票を落としたかはどうでもいいことなんですが、北海道の支部長が「当選が出てからの物言いで落選…聞いた事がない展開に唖然としています。」と事実誤認の投稿をし、衆院選で東京ブロックの公認候補だった方が「にかほ市の選挙で不可解な事態が起きている。前々回の米大統領選を想起させるような異例の展開であり、事実関係を徹底的に解明する必要がある。」と陰謀論全開の投稿をして話題となっています。

 ほんと、どうしようもない人たちだな、としか言いようがないわけですが、当確の誤報が流れた仕組みはこの自治体の特殊事情にあります。
 にかほ市議選では候補者17名中、佐々木姓が5名、齋藤姓が4名、佐藤姓が3名で、実に17名中12名と7割の候補が同姓で案分票の対象となっているのです。この12名は同じ佐々木や齋藤で誰に入れたのか分からない票が発生しやすく、まずは正しく書かれた有効票を確定させ、その票の比率に従って疑問の残った票を案分するという作業が行われます。


 おそらく、案分票を振り分ける前に、正しく氏名が書かれた有効票を開票所で並べた際に、これを最終確定と誤認したひとが日本保守党候補に当確が出たと勘違いしたものと思われます。日本保守党の候補は同姓の候補者がいない5人のうちのひとりで、案分票が発生していないので、一時的な確定有効票の順位で最下位でなくとも、他の12名は最後の案分票が一気に上乗せされ逆転したのでしょう。
 候補者17名中12名が3つの姓で被るという全国的に見ても珍しいわけですが、にかほ市では前回も前々回もずっとこの状況です。特に今回は姓の被った12名全員に按分が発生しているので尚更でしょう。

 当確後の審議で当落が逆転するということも手続き上はありないことで、疑問票や案分票を最後に確認するのは正しい流れです。当選人の発表はすべての集計と点検が完了しなければやりようもなく、単純に一定数ごとに束ねられた票だけを読んで、最後の疑問票と案分票を確認せず当確情報を流した人がいたとすれば、軽率というよりも無知なんでしょう。

 陰謀論が飛び交う状況に候補者ご本人も「私の票は減っておりませんし、審議も私に関することではありません。」と投稿しています。票が減っていないというのは他の候補と按分は無かったという意味で、審議というのも按分の判断に関係がなかったということです。


 これと同じような陰謀論で、自民党の英利アルフィヤさんが2023年の衆院選、ラスト1分で6000票が入る「アルフィヤジャンプ」というのがありましたが、これもアルフィヤが正しい候補者名に対して「アルフィア」と最後の文字がヤではなくアになっていたり、アリフィアと誤記されたものが大量に発生したためです。これを最後の集計で上乗せするので、こういう現象は開票速報でよく目にする光景です。

 開票作業では明らかに英利アルフィヤさんに投じられた票でも、誤記などがあれば一旦は疑問票のカゴに入れられます。この様子は各陣営の立会人やマスコミが監視しており、疑問票の判断についても意義がないか確認しています。 当時の対立候補だった立憲の矢崎陣営の立ち合いのもの行われているので、そこに不正など無かったことは明白なわけですが、どうも陰謀論が大好きな人にはこれが理解できないようです。

 日本保守党に関しては、れいわ新選組のようなガンギマリではないので、一時的に誤情報が流れても幹部が訂正する流れがあってなによりですが、有本事務総長が誤情報は削除せよと指示しているのですから、構成員や支持者の皆さんはこれに応じましょう。


 我々は権力に恐れられているから妨害を受けているという陰謀論に走ったのがオウム真理教であって、ピンクのオウムと呼ばれる連中のようにはならぬよう願うばかりです。
 思想信条がどうこうという以前の話で、あれはもう危険な宗教であって政治ではありません。教祖様とお気に入りの女性たちが、この世の楽園で楽しく暮らすための団体で、おかず一品を減らしてお布施をしてもあなた方は微塵も幸せになりません。

 そういう意味では自分でお金を稼げる百田尚樹の作った日本保守党と、売れない役者が食うに困って作ったれいわ新選組では雲泥の差でしょう。

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