心臓移植募金会見は虚偽、で被害者の個人情報を晒す「常習犯」

KSLブログ

インターネットを利用して特定の人物の個人情報を取得しているネットストーカー(サイバーストーカー)の女性

「○○くんが心臓移植を受けるため1億5千万円が必要」
8日に厚生労働省内で親族の女性が会見を行った。しかし、これがすべて女性の作り話であったと判明した。
子供は病気ではなく、両親に無断で写真等を使用し募金を募っていた。

食うに困って嘘をつき、引くに引けなくなっての会見だったようだが、早速いつもの「まとめ」作成者が女性の個人情報晒しと被害者の顔写真を収集し記事にしている。コイツはPV(閲覧数)に応じて報酬を得ているようなので、エサを与えないようにリンクは貼らないでおく。
このまとめ作成者は、事件事故がある度に関係者の写真や個人情報を収集、事態の把握もできていない状況でも「犯罪者」として晒すのが得意のようだ。

過激化する「まとめ」の行く先は

個人がネットの話題などを収集し、記事や写真を盗用してまとめる「まとめサービス」は、運営者がPV数に応じて報酬を支払うシステムで、国内には複数のサービス提供者が存在する。
そのほとんどが無断コピーや写真の盗用で構成されており、まとめ作成者に文章力や構成力は皆無。ひたすら違法性の強い「晒し」を行い、あくまで「引用」だとして責任も取らない悪質なサービスだ。

今回の「虚偽会見」でも嘘をついて募金を集めた女性の住所や勤め先をネットで拾ってきて晒している。法的にはネットで公開されている「公開情報」であるため直接的な違法性はないが、まとめ作成者が特定の問題と公開情報を結び付けなければ個人特定には至らなかったと判断されれば何らかの罪に問われることもあるだろう。
この、まとめ作成者が悪質なのは、問題を起こした人物だけでなく被害者側の情報も晒してしまうところだ。今回、虚偽の募金で無断使用された子供と両親も、無加工の写真に実名と所在地域を付けて晒されている。

先日の痛ましいイベント火災事故においても、亡くなった子供と父親の様子を実名付きで記事にして、出展者の日本工業大学の学生の写真やプロフィールを多数晒している。中には未成年の学生や事故への関係が未確定の人物もいるものと思われ、訴えられたら100%負けるレベルだ。
他にも、青森で中学二年生の女生徒が自殺した際にも、いじめを行ったとされる中学生の写真と実名の晒しを行っている。内容は実にいい加減で、噂レベルで写真と実名を多数晒したうえ、いじめには加担していない無関係の中学生もなぜか晒されており、モザイク加工も行われていない。

ネットで記事を書く者として、こうはなりたくないし同じ扱いも受けたくはない。
運営者はこのような鬼畜の所業を行うまとめ参加者を「キュレーター」と呼んでいるようだが、コピペと晒しを行うだけの「無法者」である。
この、まとめサービスと投稿者を私も「晒したい」衝動に駆られるのが本音ではあるが、こいつ等にエサは与えたくないのでURLもサービス名も伏せておく。
早々に訴えられて泣け。

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう