石嶺香織市議が自衛隊DVDをファミマから撤去させた?自衛隊反対派の悪質なデマ!

政治・社会

石嶺かおり市議がファミマから自衛隊のDVDを撤去?

「自衛隊が来たら必ず婦女暴行事件が起こる」
この暴言で宮古島市議会から辞職勧告を受けた石嶺香織宮古島市議が、ファミリーマートから自衛隊のDVDを撤去させたとして、大変な批判を浴びている。
実際にファミリーマートに苦情を入れた人物は別人であるようだが、フランチャイズを統括する沖縄ファミリーマートの担当者に取材を行った結果、全店撤去の指示などはなく、この投稿自体がデタラメであったことが判明した。
そもそも、沖縄ファミリーマートはクレームを寄越したのが、このような政治色の濃いグループであることすら把握していない。
目的は「ファミマも自衛隊に反対!」という印象を拡散することか?
南西諸島ピースネット石嶺香織

出典:フェイスブック
南西諸島ピースネット自衛隊DVD撤去

出典:フェイスブック

この投稿で報告された内容について、担当者はそのほとんどを否定している。念のため、FC加盟店舗にも確認を行ったが、やはり同様に「そのような事実はありません」とのことだった。あたかもファミリーマートが自衛隊反対に同意したと取れる内容は、デマとしては悪質である。

担当者コメントを捏造か?

沖縄県内全撤去というのは間違いで、宮古島地区のみの対応であることはすでに指摘されているようなので、それ以外の部分の確認を行った。沖縄県内の店舗を統括する沖縄ファミリーマートの担当者に取材した結果は以下の通りだ。

撤去の指示はあったのか?

「県内の全ファミマに、本日午前中に撤去の指示をだしました。」について

ファミリーマートはフランチャイズ運営であり、各店舗の仕入れた商品は加盟したオーナーの所有物である。経営しているのは各店のオーナーであり、その所有物(商品)について「不快である」ということを理由に撤去させることはできない。
一部店舗で「一時保管の指示」という話もあるが、これはどうやらオーナーまたは経営会社の指示と沖縄ファミリーマートの指示を混同しているものと思われる。沖縄ファミリーマートとしては「同商品について宮古島在住者からご意見があった」という通常の情報共有を行っただけだという。これに対して各店舗のオーナーが一時的に商品を下げているだけで返品も行われていないようだ。
常識的に考えて、主力商品でもないDVDに苦情があるとの情報を受けた場合、それに抗おうとするオーナーはいないだろう。ハッキリ言って「クレーマー対策」を各店オーナーが行ったとみるのが妥当だろう。百歩譲っても本部への“忖度"だろう。
よって、投稿者の「県内の全ファミマに、本日午前中に撤去の指示をだしました。」という投稿は何ら根拠もなく、フランチャイズのシステムからしてもあり得ないデマだと判断せざるを得ない。

DVD収録内容について謝罪はしたのか?

「内容を見ずに品ぞろえをしてしまい申し訳ない」について

この部分は多くの方が疑問に感じただろう。一民間企業である沖縄ファミリーマートが自衛隊に関して「不適切な内容」と判断するわけがない。また、コンビニ向けDVDは書籍流通のルートで仕入れが行われるので、全てを沖縄ファミリーマートがチョイスしているわけではない。
あたかも、DVDに住民保護と避難の映像がないことを謝罪したかのように書いているが、そのような政治的な主張に対して民間企業が謝罪するはずもなかろう。
「不快な思いをさせて申し訳なかった」というコメントも、常識あるサラリーマンなら当然のように言うだろう。クレーマーが不快だと言ったら、悪うござんしたね!と言っておくのが無難、担当者も実際に「理由が何であれ不快を訴えられたら謝罪はする」と言っている。
よって、「内容を見ずに品ぞろえをしてしまい申し訳ない」というのも事実ではない。

同様の雑誌も撤去したのか?

「同様の雑誌も扱っていたが、それと合わせて」について

これに関しては問答無用の誤解である。今後の事を考えても、雑誌の増刊号として配本される軍事系のムックなど全てを、事前に配本停止することはシステムとして不可能だろう。対応できるのは発売済みの特定タイトルだけだ。
今回、石嶺市議が指摘したDVDと同時に、自衛隊系のタイトルが同時陳列されていたので、それも同時に下げているのは事実だが、そもそもコンビニで流通されるDVDは「DVD付き雑誌・ムック」として書籍流通に乗っている。これを知ってか知らずか「同様の雑誌も」と、あたかも宮古島地区のファミマが自衛隊や軍事をテーマにした雑誌を扱わないという誤解を与えている。
よって、「同様の雑誌も扱っていたが、それと合わせて」というは事実ではない。

9日午前中に撤去の指示をだしたのか?

「県内の全ファミマに、本日午前中に撤去の指示をだしました。」について

まず、「県内の全ファミマ」というのは、完全な捏造であることは多くの方が陳列写真とともに指摘している。
投稿日からして「本日午前中に撤去の指示」と言うのは9日の午前を示している。これに関しては沖縄ファミリーマートの営業担当もFC店舗も否定している。そもそも撤去の指示がなかったようだが、苦情の事実を各店に伝えたのが8日であり、9日になって営業担当者が全店舗に確認したところ、すべての加盟店が自己判断で陳列を一時停止していることが判明したので、それならばと「宮古島地区は全店撤去したようです」と電話で報告したとのこと。

よって、「県内の全ファミマに、本日午前中に撤去の指示をだしました。」という発言自体が無かったものと思われる。

この人の投稿はどこを切り取っても事実に反していて、現実味もない。そういう結論で良いでしょう。

このあたりの不当な企業弾圧もヤバいのではないでしょうか?
販売会社は「事実確認中」とのことですが・・・訴えられたら100%勝てませんねぇ・・・
南西諸島ピースネット販売会社損失

結論!石嶺市議は悪くないのか?

この件に関して、実際に苦情を入れたのは石嶺香織市議ではないが、発端となる投稿をしたのは同市議である。その投稿を受けて別のグループメンバーがファミリーマートへ苦情を入れている以上、自分は撤去させていないというのは無責任な逃げだろう。
そもそも、石嶺香織市議は「製作協力 防衛省 自衛隊」とパッケージに書かれているのを見て、自衛隊とファミリーマートが提携したものと勘違いをしている。恐ろしいほどの脊髄反射で、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの見本のようだ。
南西諸島ピースネット石嶺香織

撤去の投稿には、石嶺香織市議も「いいね!」を押している。

これで、私は何もしてませんとは言えないでしょうよ。
何よりも、石嶺香織市議は宮古島市議会から辞職勧告を受けているのだから、とっとと辞職しなさい。辞職もせずに、他のページを巡回しては自衛隊の悪口を書いて回るのは、議員のやることではありません。
ファミリーマート全体が自衛隊配備に反対する声に同意したかのように装う、悪質な政治デマは罪ですよ。



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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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