フジテレビが貴乃花を悪者にして相撲協会を擁護する本当の理由、2月まで長引けば2011年の悪夢の再来


フジテレビが貴乃花を悪者にして相撲協会を擁護する本当の理由、2月まで長引けば2010年の悪夢の再来

20日の放送、公式ブログより

暴行問題で揺れる日本相撲協会は20日、関係者の処分を発表した。これを受けて今後マスコミは、貴乃花親方と協会の対立を集中して報道することだろう。テレビでは連日、相撲協会の旧態依然とした特異な体質と、白鵬の荒い取り組みを取り上げてきたが、フジテレビだけは他社とは事情が違う。
フジテレビ朝の情報番組『特ダネ!』と午後の『グッディ』は司会者の小倉智昭氏と安藤優子氏がどちらも「貴乃花の対応が悪い」「協会を振り回している」と批判し、問題が長期化することを懸念するような発言を繰り返し、その責任を貴乃花親方に押し付けている。
それもそのはず、フジテレビで長年情報番組を請け負うこの二人は“事情”がよくわかっているのだ。その事情とは、毎年2月に開催される「日本大相撲トーナメント」をフジテレビが主催しており、2011年は八百長問題が直前に発覚し中止になっているからだ。

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2011年損害額1億円超の悪夢

同じフジテレビでも坂上忍氏が司会をする『バイキング』、また『グッディ』にコメンテーターで出演するカンニング竹山氏は貴乃花親方の姿勢に理解を示している。しかし、小倉智昭氏と安藤優子氏はフジテレビと相撲協会の関係性をよく理解しているので、2月の相撲トーナメントまでに暴行問題を解決することに躍起になっているのだ。小倉智昭氏に関しては中止の翌年、2012年に相撲トーナメントの中継でナビゲーターを務めている人物だ。
この両者がたびたび口にした「組織の人間で理事なんだから」という言葉の意味は、こういったビジネス関係を忖度して内々に示談して早期解決するべきだという意味だったのだろう。

長年に渡りフジテレビで報道・情報番組に関わってきた二人にとって、2011年の大会中止は悪夢として記憶に残っているはずだ。当時、フジテレビが負った損害は1億円以上と言われており、それでなくとも視聴率低迷で苦しむフジテレビにとっては死活問題だ。

2011年大会の中止に至る経緯

2010年5月に週刊誌が報じたことで発覚した「大相撲野球賭博問題」は、今回の暴行事件同様に場所中に報じられ関係者への聞き取り調査などは難航し、関与していても自白すれば情状酌量するという異例の発表を行った。それを受けて、それまで関与を否定していた大関・琴光喜らがやっと関与を認めるという事態となった。結果的に多くの現役力士の関与が明るみとなったが、琴光喜だけは解雇という重い処分を受けている。
これに大反対し、理事会に退職届まで提出したのが貴乃花親方なのである。強い慰留を受けて翌日に退職は撤回したが、相撲協会が体質を変えようとせず一人の力士を吊るしあげることに反発し、身を呈した貴乃花親方の思いは伝わらなかった。この一件は現在の協会への不信感の原因とも言われている。
※この問題を受けて7月の名古屋場所はNHKが中継を中止している。

フジテレビでは2011年2月6日に開催予定の「日本大相撲トーナメント」を開催するべきかどうかの判断を迫られることとなったが、結果的に開催することが決定する。しかし、野球賭博事件で押収された力士の携帯電話から「八百長相撲」のやり取りが確認され、相撲トーナメント開催の僅か4日前、2月2日にそれが明るみになる。
すでにチケット等は販売済であったが、中継の中止だけではことが収まらず開催そのものが中止となったのだ。この時にフジテレビが負った損害は1億円を超え、まさに悪夢でしかなかったのだ。

こういった経験の記憶がある小倉智昭氏や安藤優子氏にとっては、貴乃花親方の毅然とした妥協なき態度に不安を覚えるのだろう。組織内で早期解決を拒否した貴乃花親方からは2011年の悪夢しか想起できないのだ。
しかし、ことは刑事事件である。ビジネスを優先する案件ではなく、小倉智昭氏や安藤優子氏らのフジテレビへ忖度した態度や番組進行は倫理に反しているし、相撲協会を腐敗させるだけだろう。

今後はnoteで記事を書きます

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