中国共産党と化す野党共闘、都民に都知事を選ばせない!

政治・社会

中国共産党 ミニバッジ (旗型(2.5cm)フック・共産党員)
中国共産党 ミニバッジ (旗型(2.5cm)フック・共産党員)

宇都宮健児元日本弁護士会会長が都知事選立候補を取り下げた。
鳥越俊太郎を推す日本共産党からの圧力があったのだろう。
「野党共闘」「野党統一候補」を錦の御旗に、個人の“立候補する権利"と都民の“選ぶ権利"を蹂躙する暴挙である。

宇都宮健児氏は13日夜の会見で、戦う意思があったことを強調しており、不出馬は本人の意思というよりも日本共産党の決定ともとれる。
自民党は対立候補支持者に非民主的な制裁、野党は都民の選択肢を潰す。
これは、政治的な重要なポストにおいて一切の自由な選挙を許さない、中国共産党の一党独裁体制に酷似している。

野党共闘は中国共産党の模倣

宇都宮健児氏は過去の都知事選で日本共産党の支援を受けている。
落選はしたが元々の知名度もあり、いずれの選挙も次点と善戦している。
今回の都知事選でもいち早く出馬の意思を示し、分裂する与党候補の有力な対抗馬と目されていた。
しかし、鳥越俊太郎が「野党統一候補」として出馬表明し、宇都宮健児氏は票の分散を避けるために出馬を取り下げなければならなくなった。
弁護士である宇都宮健児氏が、この人権無視の圧力に屈するとは思えなかったが、結果的に不出馬となった。どんな圧力があったのか知らないが、意外であった。

政党が公認候補や推薦を決めるのは当然であるが、個人が立候補することにまで圧力をかけ始めると、これは中国共産党の独裁体制と同じだ。
自民党は小池百合子氏の出馬を容認せず対立候補を立て、野党は統一候補の対抗馬を事前に潰しにかかる。これが民主主義と言えるのだろうか?

中国共産党は一党独裁体制を維持するために、対立政党を非合法化し、民主的な選挙を行わない。一見、民主的に見える地方の選挙も、中国共産党に与するものしか当選しないように工作が行われる。
そこまでではないにせよ、自民党は「家族であっても都連の推薦候補以外を応援したら除名する」と党員の家族にまで投票の拘束をかけ、首長はあらかじめ党が用意した候補しか当選しないように工作している。

野党に至っては「野党共闘」とは名ばかりで、日本共産党に対して民進党など他の野党は対等な関係にはなく、中国共産党と民主党派のように、独裁党とそれを補佐する党の関係でしかない。
その関係性を隠すために、民進党が推した鳥越氏を推薦し、共産党と関係の深い宇都宮氏を降ろした。無論、勝ち馬に乗る目論見もあっただろう。
しかし、それは日本共産党がトップの意向で、いとも簡単に候補者を降ろすことができるという、独裁ぶりを発揮したとも言える。

自由な選挙は許されず、重要なポストは党が決める。
政党の許可を得ず出馬した場合、それは反逆者として消しにかかる。
自民党も野党も、都民の声を聞く気など最初からないのだろう。
いままで宇都宮氏を絶賛していた共産党界隈(民青など)も、昨夜の不出馬会見を期に一斉に口をつぐみ、鳥越氏の指示に転換。

中国共産党の独裁とそっくりだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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