加計問題で揺れる愛媛3区補選、民進党が獣医学部設置要請の白石洋一を公認

政治・社会

速報!加計問題で揺れる愛媛3区補選、民進党が獣医学部設置要請の白石洋一を公認

写真:白石洋一フェイスブック

18日、民進党は白石徹衆院議員の死去に伴う衆院愛媛3区補欠選挙の候補者に、元衆院議員の白石洋一氏(54)を公認することを発表した。
白市洋一氏は2010年の民主党政権時に、当時の愛媛県知事・今治市長・民主党愛媛選出の国会議員らと、鈴木寛文部科学副大臣(当時)のもとを訪ね、今治市への獣医学部設置を要請。また2011年2月25日には、衆議院予算委員会第四分科会において獣医師不足について質問、筒井信隆農林水産副大臣(当時)から「現状では口蹄疫や鳥インフルエンザへの対応が困難となり、獣医師の体制整備が緊急の課題」という前向きな答弁を引き出していた。
参考:民主党政権で、愛媛3区の白石洋一が鈴木寛文部科学副大臣に、今治新都市に獣医学部設置の要請をしてるよwww : 真実を追究する KSM WORLD
参考:加計問題で新たな動画!民主党政権時の農水副大臣「獣医師整備、緊急の課題」民主議員「公務員獣医師の確保困難になる」

自民党は、3月に死去した白石徹氏の次男、寛樹氏(29)の公認を決めている。

選挙戦で加計問題をどう語るのか?

加計問題に関して、民進党は徹底追及する構えを崩していない。
愛媛3区は今治市の愛媛2区に隣接し、愛媛県全体としても獣医師不足は重要な課題だ。獣医学部新設を全力で潰しにかかる民進党の公認を受けながら、獣医不足の課題を語れるのだろうか?現在の民進党の加計問題に対する姿勢とは相反し、今治市への獣医学部設置を強く推し進めた人物が選挙戦で何を語るのか注目される。

白石洋一氏は、民主党政権が誕生する2009年の第45回衆議院議員総選挙に初出馬ながら当選を果たすが、2012年の第46回衆議院議員総選挙で敗れ比例復活も果たせず議員生活は僅か3年で終わる。続く2014年の選挙にも民主党公認で挑戦するが比例復活すらできず敗れている。

愛媛県は自民党が他党に比例復活すら許さない保守王国と呼ばれているが、過去に一度だけ自民党の議席を奪ったのが白石洋一氏である。加戸前愛媛県知事も参考人質疑でも語っていたが、当時の民主党は「自民党がやらなかったことをやる」と言って有権者の期待を受けて政権交代を果たしたが、民主党政権で大きく前進した四国での獣医学部新設に、安倍憎しで大ブレーキをかける民進党に、今回は有権者がどういう判断を下すのだろうか?

ところで、補選は10月10日告示、22日投票、民進党は存在しているのだろうか?

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう