【デマ注意】野党中傷動画問題で国民・玉木代表も松井氏に依頼?藤井聡教授の証言から疑惑が拡散【KSLチャンネル】



 高市陣営が野党中傷動画を大量に流したとされる問題で、国民民主党の玉木雄一郎代表にも飛び火しています。

 京都大学大学院の藤井聡教授が8日、動画作成者とされる松井健氏の連絡先を高市事務所の秘書に伝えたのが自身であることを明かし、高市事務所の秘書からは総裁選後に「せっかくのご紹介だったので先方とリモート会議を致しましたが、何か具体的にお願いできるような提案は無かった」との旨を伺ったと説明しています。


 その中で藤井教授は、国民民主党の玉木代表と面識があり、松井氏を交えて食事をし、「豊富な経験の下、玉木氏のネット発信を支援していると紹介者から伺っていた」との認識を示したことで、対立候補の批判動画の依頼を玉木代表も行っていたという疑惑がネット上で拡がっています。

3月に報道、取材に対し説明済


 どうもこれを新事実の暴露だと勘違いしている人が多いようですが、藤井教授はすでにネット上で話題になっていることと自身の関係性を説明したものであって、玉木代表と松井氏の関係性については今回の文春報道がなされるよりも前の、サナエトークンの騒動の最中、3月15日に週刊現代が報じた内容で玉木事務所も取材に対して説明を行っています。
 ジャーナリストの河野嘉誠さんがサナエトークンを取材する過程で掴んだ情報で、記事には書面での回答内容が掲載されています。

【スクープ】サナエトークン設計者は「玉木トークン」も計画していた…!「国民民主党の躍進に貢献」とうそぶく男の「政界人脈」(河野 嘉誠,週刊現代) – 3ページ目 | 現代ビジネス | 講談社

――P氏を含めた、松井氏との面会は?

「事実です」

――たまきチャンネルや国民民主党のSNSへの関与は?

「松井氏から紹介を受けた会社にたまきチャンネのコンテンツ12本(動画総数の約1%)の制作を委託したことはあります。国民民主党のSNS戦略に関与した事実はありません」

――タマキトークンは?

「『トランプコイン』のような政治家トークン発行の可能性について伺いましたが、具体的な企画には至っていません」

 おそらくP氏というのが藤井教授ではないかと思われます。
 玉木代表が委託したのは対立候補や他党の批判動画ではなく、自身の「たまきチャンネル」のコンテンツ制作で、単純な編集作業ということでしょう。玉木チャンネルは基本的に玉木代表が出演し、様々な政治テーマを解説したり一部バラエティ要素もある動画です。松井氏がAIを駆使して何かを制作したというものもチャンネル内では見受けられないので、説明は事実でしょう。

 松井氏はこの案件程度でも玉木代表との関係性を吹聴していたようです。さらにP氏とされる人物は松井氏が麻生太郎副総裁の実弟が会長を務める麻生グループの持ち株会社「株式会社麻生」にいたと紹介するなど、麻生副総裁との関係も噂されていたようですが、これは麻生太郎事務所に真っ向否定されています。

 こういう話を知ると、高市事務所に接近した意図や経緯が、なんとなく見えてくるような気がします。政治家の信用を利用するのが松井氏のビジネスモデルだったのでしょう。

 玉木代表については問題のない関係だったことは河野氏の取材で判明していますが、松井氏が共同通信に「与野党から協力依頼があった」と証言したことで、これが玉木代表ではないかと疑われたようです。

 とにかくこれは新事実でもなんでもなく、既報であったことがご理解いただけたかと思いますが、共同通信の記事が出るより前の、先週の代表会見でも質問を受け玉木代表が不快感を露わにして答えています。



 質問しているフリーランスの安積明子さんの名誉のために説明しておきますが、これは玉木代表を貶めようという意図の質問ではなく、NHK党の立花孝志氏の問題など当時は罷り通っていたり冗談で済まされた問題が、結果的にいろいろな重大事案に発展しているという意味です。
 安積さんが例に挙げた「お金を政治団体に入れたら無税になって、政治活動しなくても僕と一緒に街頭演説すればいいんだ」という発言は、実業家の林尚弘氏がゲスト出演した際に、自民党の政治とカネの問題の話題の中で『使途不明党』を作って資金を投入すれば税金を払わなくても捕まらないのか試したいという林氏の主張に対して法的には可能という説明の中でのものです。

 この後に行われた兵庫県知事選では、この林氏が立花孝志氏に300万円の供託金を支援するなどしていたことから、例に挙げたものです。この回では前原誠司落選運動についても、林氏と玉木代表が笑いながら語るシーンもあります。
 玉木代表の軽いノリが、玉木トークンという提案にも利用されたのではないかという安積さんの指摘は間違っていないように思います。

 この会見での発言でも分かるように、玉木代表と松井氏の関係については既報であり、当時も問題視されていないことから、今回の野党批判動画問題で責められるようなことではありません。

 なんやかんやと、この動画台本を書いてるうちに、玉木代表が自らのアカウントで改めて説明したようです。


 ということで玉木代表の件は解散です。
 ちなみに松井氏は初報の時に文春から取材を受けただけで、それ以降は全く取材をされていないようです。それなのに「新たに入手」とされる証拠らしきものが出てくるんです。

 昨日の動画でも説明しましたが、こういう案件は「どっちも嘘をついている」ということがあるので、高市陣営を無理筋擁護するのも文春を妄信して騒ぐのも賢い人間のやることではありません。

 中道と立憲と公明は共同で追及することを決定したそうですが、文春への全乗っかりするのは勇気なのか無謀なのかどっちなんでしょう?

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