岡田克也議員の後援会が政治資金パーティー収入記載漏れ、ニトリから計200万円分

政治・社会

岡田克也議員の後援会が政治資金パーティー収入記載漏れ、ニトリから計200万円分

 無所属の会の岡田克也代表が代表を務める政治団体「岡田かつや後援会」が、政治資金パーティーで得た収入計200万円の支払者氏名等を政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明した。

 岡田氏側によると、家具インテリア大手「ニトリ」(札幌市)から17年のパーティー収入として4月24日に100万円、9月11日に50万円、9月25日に50万円を受け取った。政治資金規正法は1回のパーティーごとに20万円を超える収入について、支払者などの報告を義務づけているが、記載していなかったという。

 岡田氏の秘書は朝日新聞の取材に対し、「事務手続きのミス。記載していたページごと抜け落ちてしまった」と説明した。
出典:岡田克也氏団体、200万円未記載 ニトリからの収入:朝日新聞デジタル

ニトリからの収入という問題

 後援会の前年の収支報告書などと比較すると、29年分は確かに個別に氏名等を記載する義務のある政治資金パーティー収入のページそのものが抜けている。とにかくお金には厳しいことで有名な岡田克也氏であるから、故意に収支報告をごまかすことはないだろうが、今回はニトリからの収入を記載していなかったのがマズい。

 岡田克也氏の実兄はイオンの取締役兼代表執行役社長である。(父親はジャスコ創業者)そのイオンが運営するイオンモールにはニトリが多数出店しており、店舗検索で「イオン」と入力すると30店舗を超えている。親族が経営する企業とつながりのあるニトリからの収入を隠したと思われたら、それはそれで大きな問題になりかねない。

 前年の平成28年分の収支報告書では、イオン社長である実兄から複数回に分けて550万円、ニトリからは200万円の収入があるようだ。それ以外では政治資金パーティー収入としての氏名記載はない。これを29年分で「抜け落ちてました」というのはあまりにもお粗末な話でもある。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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