共産党の説明テンプレ暴露「選挙活動ではなく赤旗の販売宣伝活動」公選法違反指摘に指導部が言い逃れ指示

2018年12月、翌年の統一地方選の予定候補と宣伝活動をする小池晃書記局長
日本共産党の指導部が、公選法で禁止されている「事前の選挙運動」を指摘された際の説明テンプレを党員に指示していたことを現職区議(元党員)松崎いたる氏が暴露している。
「指導部」とは地区委員会の指導部と思われる。
議員や議員候補者が氏名を表示したタスキを選挙の告示前にも着用することについて、日本共産党指導部から「選挙の事前活動ではなく、しんぶん赤旗の販売宣伝活動であり、タスキは販売責任者の表示なので違法ではない」と説明するように指示されたことがあります。
議員や議員候補者が氏名を表示したタスキを選挙の告示前にも着用することについて、日本共産党指導部から「選挙の事前活動ではなく、しんぶん赤旗の販売宣伝活動であり、タスキは販売責任者の表示なので違法ではない」と説明するように指示されたことがあります。
— 松崎いたる・板橋区議 (@itallmatuzaki) January 19, 2019
「日本共産党」の党名だけが書かれたタスキや腕章については「アクセサリーであり、表現の自由があるから問題ない」と説明するように共産党から指示されていました。「日本共産党」の党名だけが書かれたタスキや腕章については「アクセサリーであり、表現の自由があるから問題ない」と説明するように共産党から指示されていました。
— 松崎いたる・板橋区議 (@itallmatuzaki) 2019年1月19日
極めて悪質な組織的違反
日本共産党の公選法違反については、とくに「公示(告示)前の選挙運動」が多く確認されている。公職の選挙名を告知し候補者名入りのタスキをかけて活動することは認められた「政治活動」ではなく「事前運動」にあたり禁止されている。
これまで、指摘に対し「検挙事例がない」「条文にタスキの文字はない」と言う言い逃れは何度も耳ににしていたが、選挙管理委員会に確認すると「氏名入りタスキは禁止された文書図画の掲示にあたる」という見解を示している。今回、松崎区議が明かしたような「タスキはアクセサリー」「赤旗の販売宣伝」という言い逃れは、表現の自由を盾にして選管や警察を委縮させる極めて悪質な説明テンプレだ。
止まらない元党員の実態暴露
日本共産党ではパワハラなどが原因で離党したり除籍された元党員から、党の体質や実態を暴露されることが相次いでいる。今回、共産党の公選法違反説明テンプレを暴露した松崎いたる板橋区議は、2014年から板橋区ホタル生態環境館で発覚した不正事件を追及していたが、相手側(市の職員)から提訴されたことで地区委員会が態度を一変させ、2016年12月に日本共産党を除籍となっている。
参考:元共産党の区議が暴露「共産党には人権も民主主義もない。除籍されるまで嫌がらせ、いじめ、妨害あった」
ネットで誰でも発信ができるようになった昨今、松崎区議以外にも共産党のパワハラなどを告発する女性元党員も複数人いることから、今後もこのような実態の暴露は続くものと思われる。
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