堀潤がリテラに苦言「事実と異なる論評で人を貶める。ただ、ブーメランのようにメディアとしての信頼を失っている」

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堀潤がリテラに苦言「事実と異なる論評で人を貶める。ただ、ブーメランのようにメディアとしての信頼を失っている」

 ジャーナリストの堀潤氏がリテラの記事に苦言を呈している。

 書き手のバイアスが強いリテラ。結果、事実と異なる論評で人を貶める。ただ、ブーメランのようにリテラはメディアとしての信頼を失っているけど。取材をしていればこうした文章にはならないし。これまで僕の友人や知人が読み物になってきたのをみてもそう思う。

 これは6月2日放送のフジテレビ「ワイドナショー」でダウンタウンの松本氏が、無差別殺人を突発的に行う人間を「不良品」と表現したことを堀潤氏がその場で批判しなかったというリテラの記事に対するものと思われる。

発言を真逆に歪曲する悪意

 堀氏が指摘したと思われるリテラの記事を確認すると、確かに堀氏の発言が全く違う意味に歪められている。リテラの記事では堀氏が「不良品」発言に乗っかり「なにもやっていない状況で取り締まる」と発言したことになっている。

 松本による「不良品」発言は誰が聞いても問題発言以外のなにものでもないのだが、堀潤氏はそれを批判するどころか、松本が言うところの「不良品」的な人を「なにもやっていない状況で取り締まる」という議論をすべきといっさいの批判なしで言い出したのだ。
出典:松本人志「不良品」発言を批判せずに乗っかった堀潤と古市憲寿|LITERA/リテラ

 筆者はこの番組を録画して視聴しているがそのような趣旨の発言は確認できなかった。リテラの質の悪いところは、書き起こしなどを掲載し真実味を演出しているが、そもそもその書き起こしに同趣旨の発言が無いのだ。どうせ読者は刺激的なワードだけを信じ検証はしないだろうと馬鹿にしているのだ。
 リテラの書き起こしが以下、

「松本さんが言ったことって超クリティカルなポイントで、アメリカでもテロを未然に防ぐことっていうのは捜査当局も自信をもっているんですよ。前後の文脈が分かるから。でも、なにかしら突発的に起こる、しかも心に負担が強いられている状況で起きるものに関しては事前にリストアップして踏み込んで、でもなにもやっていない状況で未然に逮捕するのかっていうと、それは極めて人権を損害する行いだと。ただ一方でそれを放置していたときに多数の犠牲者が出る。じゃあ、この天秤どうなっているんだというのは、まだねしっかりと本音で議論してないと思うんですよ。でも、じゃあどうすればいいんだっていうのは恐れずに議論していくべき。やっぱり沈黙している社会は犠牲者を生むし、だから、勇気ある議論を(するべき)」

 堀氏は、あらかじめ犯罪を犯す傾向は把握可能だが、それで逮捕するのは人権を損害すると言っている。逮捕できないとすれば放置するのかと言えばそうではなくて、なんらかの対応をしなければ犠牲者が出るから議論をしようと訴えているのだ。リテラの批判とは真逆のものだ。
 また、松本氏の発言「不良品」は「引きこもり」に向けられたものではなく、突発的に無差別殺人をする人間を語るうえで発せられたものだ。無論、褒められたことではないが批判ありきで引きこもりや犯罪に至る経緯を後付けで盛ったSNS投稿を引用するリテラの悪意は否定できない。

捏造から盗用まで、なんでもありのリテラ

 リテラの関しては堀氏の指摘するように信用を失っている。とにかく発言を捻じ曲げ編集部での確認作業も皆無で書き散らす傾向にある。筆者も以前、当サイトで独自に調査した検証記事を「リテラ編集部の徹底検証」として盗用されたことがある。
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 編集部に説明を求め、こちらの電話番号も渡しているが一切の返事はない。なにかと保守系ネットメディアの匿名性が問題視されているが、リテラは運営実態も非公表で連絡も取れない。以前はサイゾーの住所と電話番号が問い合わせ先となっていたが、同じサイゾーの関連メディアでマッチポンプを行っていることが発覚した途端に「サイゾーと同じ場所、同じサーバーだが関係は無い」として一切の窓口を閉じてしまっている。

 最低なメディアであり、安倍政権を批判していればあらゆることが免罪されると勘違いした典型例。それがリテラである。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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