流行語大賞「日本死ね」はルール上選考対象外、鳥越氏も証言

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流行語大賞に登壇する山尾志桜里

写真:山尾志桜里議員ツイッターより

「保育園落ちた日本死ね」

こんな汚言が流行語大賞にノミネートされ、トップテン入りをしている。

賛否両論あるこのワードだが、そもそも流行語大賞のルール上は選考対象外になるはずだったのに、政治的な意図でトップテンにねじ込まれた可能性が高くなっている。
2日、フジテレビ系列「バイキング」に出演した前選考委員の鳥越俊太郎氏も「表彰式に出られないものは大賞に選ばれない」と証言している。
過去にも受賞者が不明確な流行語がノミネートされてはいるが、今回の「日本死ね」に関しては発信者は投稿者であると明確になっているが、投稿者本人は完全なる匿名であり授賞式に出席する可能性はゼロである。これはルール上は絶対に大賞には選ばれないので、そもそも選考対象から外されるべきだ。

自然発生と個人からの発信は違う

過去のノミネートを見ても、発信者が不明確で自然発生的に流行語となった場合に、誰が受賞するのかが話題になったことはある。流行語という性質上、最初に発した人物が不明である事が多く、自然に使用され巷にあふれる言葉がノミネートされることはよくあることだろう。

しかし、今回ノミネートされた「保育園落ちた日本死ね」は発信者は明確にされているが、本人が表にでることを拒否している。

受賞式では民進党の山尾志桜里議員が満面の笑みで出席しているが、この匿名ブログ自体が民進党関係者もしくは山尾議員自身が投稿したのではないかという疑念の声もある。
それに対して山尾議員は、あくまで「一般人の匿名投稿」として社会問題化させている以上は受賞者は山尾議員ではない。初期にこの匿名ブログを取り上げたとされるほかの面々も疑われたが、紹介したときにはすでに話題になっていたとして否定している。
当然ながら「自分ではない」と否定している方々は受賞資格がない。
あくまで発信者は「保育園落ちた人」であるが、表に立つことを拒否しながら、ことさらそれを政治利用する議員たちには一切の批判をしない不思議な人でもある。
筆者が調べた結果、少なくとも日本共産党の吉良よし子議員夫妻は意図的に保育園に落ちて不承諾通知を入手し、区の責任を安倍政権批判に転嫁していたことが判明している。

山尾志桜里議員が受賞式に出席したということは、発信者は山尾議員自身であるということになりますが、それで良いのでしょうか?
ツイッター投稿を検証すると、保育園落ちた人と山尾議員は別のクライアントから発信されており同一とは思えません。誰なんでしょう?

いずれにしても、受賞資格が無いとあらかじめ判明していた「保育園落ちた日本死ね」をトップテンにねじ込んだ選考委員の政治的意図は明らかだ。マスコミの事前調査でも「死ね」は流行語にふさわしくないいう声があり、圧倒的に下位であった。とにかく山尾議員を呼びたかったのでは?
そう思うのは筆者だけだろうか?

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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