意味不明？蓮舫さん「与野党各党の判断は国民がするもの」内閣不信任案提出巡る朝日新聞報道を批判、噛みついてから考えるタイプか？

2022年6月7日政治・社会

　立憲民主党の蓮舫参院議員は7日、党が提出を予定している内閣不信任決議案について『野党そろわぬ足並み』と報じた朝日新聞記事を引用し「衆議院議長に対しても、内閣不信任に対しても、与野党各党の判断は国民がするもの。」と意味不明なコメントで報道を批判した。

「内閣を信任しない」

野党が揃わなければ提出できないものではありません。

衆議院議長に対しても、内閣不信任に対しても、与野党各党の判断は国民がするもの。

足並み揃わない、との記事は何のジャーナリズムなのか。
本質はなぜ不信任なのか、です。 https://t.co/BlH25reu6c

— 蓮舫💙💛RENHO🇯🇵 (@renho_sha) June 7, 2022

週刊誌報道で不信任決議案？

　蓮舫氏が言う「与野党各党の判断は国民がするもの」という意味が全く理解できない。議長や内閣への不信任決議案提出の是非を国民が決められるわけもなかろう。

　各党の足並みがそろわない理由も、国会論戦がさほど盛り上がらず内閣支持率も高い状況で、まるで恒例行事のように会期末に不信任決議案を出すことに疑問を感じているからだ。不信任とするならば解散総選挙も視野に入れねばならないが、昨年の衆院選で落選した総支部長らを切り捨てている状況で戦えるわけもなく、そのつもりもないだろう。

　細田議長への不信任決議案に至っては、週刊誌報道を鵜呑みにしたもので各党が躊躇するのは当然だ。本来はセクハラを受けたとされる記者が所属する社が独自に調査して対応するべき事案であるが、なぜか週刊誌に任せているという不自然な状況では各党も動けない。立憲民主党としても、このあたりの対応をマスコミ各社に求めているのに、このタイミングでの不信任決議案提出は矛盾している。

　まあ、蓮舫氏としては噛みつける物には何でも噛みつくという感覚なのだろうが、少しは冷静になって自分たちが有権者からどう"判断"されているか考えた方がいい。

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